雨穴 : ウィキペディア(Wikipedia)
雨穴(うけつ覆面ウェブライター兼ユーチューバー雨穴さん「変な小説」異例のヒット:文の合間に大量図版 素顔非公開だがビジュアル前面『朝日新聞』朝刊2023年1月15日(文化面)2023年1月22日閲覧)は、日本のウェブライター、ホラー作家、YouTuber、脚本家、声優。本名、素顔、地声などが非公開の覆面作家である。
概要・作風
かつては漫画家を目指しており、別名義での活動もあったとされるが、自身の画力に鑑み、漫画での表現ではなく文章で表現する方向へ転向。2018年、ウェブメディア「オモコロ」の新人賞に記事「VRAVよりも楽しくAVを見る方法」を応募したことをきっかけに、オモコロのメンバーとしてウェブライターの活動を開始した。初投稿の記事は「少女の涙をぬぐえるウォーターサーバーをつくった。」で、2018年5月12日に投稿された。現在は公開停止されている。
工作とオカルト系の作風が特徴で、『皮膚おりがみ』や『爪あつめ』『幻肢痛〜十畳間の霊〜』『【奇妙なブログ】消えていくカナの日記』『【MV】茶道*DANCE SPASE』『寄生マトリョーシカ』『【MV】INTERNET WRITING MAN!! 』『恋愛シュミレーションゲーム「おせちプリンセス」』『意味が分かると怖いラップ』など独特な作品を投稿している。中でもミステリーフィクションをノンフィクションのレポート風に綴る記事『【不動産ミステリー】変な家』は評判となり、YouTube版は2024年4月時点で2060万回以上再生されている。動画をもとに加筆を加えた作品が飛鳥新社から『変な家』として書籍化され、売り上げは100万部を突破した小梶勝男[ひらづみ!]「変な家」 謎の間取り 止まらぬ恐怖『読売新聞』東京夕刊2021年10月4日3面。『変な家』は実写映画化や漫画化された。
尊敬する人物は桑田佳祐とブライアン・ウィルソン。ウェブライターとして、オモコロの先輩であるARuFa、夢顎んく等から強く影響を受けている。
著作リスト
単行本
- 『変な家』2021年7月20日、飛鳥新社、ISBN 978-4-86410-845-4
- 文庫版 2024年1月31日、飛鳥新社 ISBN 978-4-86410-993-2
- 『変な絵』2022年10月20日、双葉社、ISBN 978-4-57524-567-7
- 『変な家2 〜11の間取り図〜』2023年12月15日、飛鳥新社、ISBN 978-4-86410-982-6
アンソロジー他収録作品
「」内が雨穴の作品
- 『ジャンル特化型ホラーの扉 八つの恐怖の物語』(河出書房新社、2023年10月) 「告発者」
- 『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(大和書房、2024年8月、著:かまど、みくのしん) 「本棚」
雑誌掲載作品
- 小説
- 「不安な家」 - 『怪と幽』Vol.009 2022年1月号(KADOKAWA)
映像作品
テレビドラマ
- 何かおかしい(テレビ東京、シーズン1:2022年 / シーズン2:2023年) - ストーリテラー&原案
映画
- 変な家(東宝、2024年公開) - 原作者
テレビアニメ
- クレヨンしんちゃん 夏の終わりはホラー見れば〜?スペシャル(2024年) - 「変な家族だゾ」脚本 ※本人役で声優としても出演
その他作品
- 楽曲「OMORO NO COCORO」(2022年) - 作曲
- 謎解きゲーム「失踪事件のあった町の回覧板」(2023年)
関連項目
- 日本の小説家一覧
- 怪奇小説作家一覧
- 推理作家一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/17 13:09 UTC (変更履歴)
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