礼真琴 : ウィキペディア(Wikipedia)
礼 真琴(れい まこと、12月2日 - )は、宝塚歌劇団星組に所属する男役。星組トップスター礼真琴、舞空瞳ら臨む宝塚星組公演5カ月遅れて開幕 日刊スポーツ。。
東京都江戸川区、東海大学附属浦安高等学校出身『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、102頁。ISBN 978-4-86649-258-2。。身長170cm。血液型O型。愛称は「まこっつあん」、「こと」、「こっちゃん」。
来歴
2007年、宝塚音楽学校入学。
2009年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に95期生として首席入団次期星組トップスターに礼真琴、トップ娘役に舞空瞳 日刊スポーツ。。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台。その後、星組に配属。
若手時代から歌・ダンス・芝居と比類なき実力で注目を集め、2013年の「ロミオとジュリエット」で新人公演初主演。その後も3度に渡って新人公演主演を務める。
2014年の「かもめ」でバウホール公演初主演。同年の全国ツアー公演「風と共に去りぬ」では、ヒロインのスカーレット役に抜擢。
2015年、北翔海莉・妃海風トップコンビ大劇場お披露目となる「ガイズ&ドールズ」で、再び女役アデレイドを演じ、女役の大役が続く。
2016年の「鈴蘭」で2度目のバウホール公演主演。続く「こうもり/THE ENTERTAINER!」より、星組新3番手に昇格。
2017年、紅ゆずる・綺咲愛里トップコンビ大劇場お披露目となる「THE SCARLET PIMPERNEL」より、新生星組の2番手となる宝塚星組新トップの紅ゆずる、役作りに珍アピール デイリースポーツ。。続く「阿弖流為」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初主演エンターテイメント性に溢れた礼真琴の初東上主演作品!宝塚星組公演『ATERUI-阿弖流為-』 宝塚ジャーナル。。
2019年の「アルジェの男/ESTRELLAS」で全国ツアー公演初主演。同年10月14日付で星組トップスターに就任。入団11年目でのスピード就任、令和、そして95期から誕生した初のトップスターとなった。相手役に102期首席入団の舞空瞳を迎え、共に首席入団のトップコンビ誕生ともなった。同年の「ロックオペラ モーツァルト」(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL公演)で、トップコンビお披露目。
2021年、「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」での演技が評価され、文化庁芸術祭賞の演劇部門新人賞を受賞。
2023年の「1789」を、体調不良により途中休演【宝塚】星組トップ礼真琴が当面休養 東京宝塚劇場公演は15日から中止、代演で19日から再開 日刊スポーツ。。代役は暁千星が務めた。
2024年、4か月の休養期間を経て、「RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜/VIOLETOPIA」より本格舞台復帰を果たす【宝塚】星組トップ礼真琴、休養から復活 4カ月ぶり舞台で暁千星と“激ムズ”インドダンスも 日刊スポーツ。宝塚歌劇星組トップ・礼真琴「RRR」開幕 キレッキレのダンス「ナートゥ」で復活アピール スポーツ報知。。同年12月1日付で舞空瞳が退団し、固定の相手役は不在となる星組トップスター・礼真琴 武道館コンサート開催を発表 スポニチAnnex。予定。
2025年に現役タカラジェンヌとしては3人目となる日本武道館でのコンサートを開催することが発表された。
2024年9月23日、「阿修羅城の瞳/エスペラント!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表された。
人物
父親は元サッカー日本代表の浅野哲也である。
主な舞台
初舞台
- 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
星組時代
- 2009年6 - 9月、『太王四神記 Ver.II』
- 2010年1 - 3月、『ハプスブルクの宝剣』 - 新人公演:侍従長ヨハン(本役:夏樹れい)/急使(本役:漣レイラ)/サムソン(本役:麻央侑希)『BOLERO』
- 2010年4 - 5月、『激情』『BOLERO』(全国ツアー)
- 2010年7 - 8月、『ロミオとジュリエット』(梅田芸術劇場・博多座) - 愛
- 2010年10 - 12月、『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』 - 新人公演:ウォルター(本役:如月蓮)
- 2011年1 - 2月、『メイちゃんの執事』(バウホール・日本青年館) - 大門
- 2011年4 - 7月、『ノバ・ボサ・ノバ』 - ビーナス、新人公演:ルーア神父(本役:涼紫央)『めぐり会いは再び』
- 2011年8 - 9月、『ノバ・ボサ・ノバ』 - ビーナス/代役:ボールソ(本役:壱城あずさ)美弥るりか休演に伴う配役変更で、8/20〜23は壱城あずさの代役としてボールソ役を演じる。『めぐり会いは再び』 - シリウス(博多座・中日劇場)
- 2011年11 - 2012年2月、『オーシャンズ11』 - マイク、新人公演:ライナス・コールドウェル(本役:真風涼帆)
- 2012年3 - 4月、柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!』(ドラマシティ・日本青年館)
- 2012年5 - 8月、『ダンサ セレナータ』 - ミゲル、新人公演:アンジェロ(本役:十輝いりす)『Celebrity』
- 2012年9月、『琥珀色の雨にぬれて』 - ローラン『Celebrity』(全国ツアー)
- 2012年11 - 2013年2月、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』 - ルーチェ、新人公演:フォーマルハウト(本役:美稀千種)『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』 - ヴァルゴオムA/プティタミ、新人公演:エトワールオム(歌手)、ヴァルゴオムA(本役:十輝いりす)/アルデバラン(本役:真風涼帆)/スコルピオ、ロワ・ド・エトワール(本役:柚希礼音)
- 2013年3 - 4月、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』 - 石繍雲『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』(中日劇場・台北国家戯劇院)
- 2013年5 - 8月、『ロミオとジュリエット』 - ベンヴォーリオ紅ゆずると役替わり。/愛鶴美舞夕と役替わり。、新人公演:ロミオ(本役:柚希礼音) 新人公演初主演
- 2013年9 - 10月、柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』(東京国際フォーラム・博多座)
- 2014年1 - 3月、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 - ウジェーヌ、新人公演:ナポレオン・ボナパルト(本役:柚希礼音) 新人公演主演
- 2014年5 - 6月、『かもめ』(バウホール) - コンスタンチン・ガブリーロヴィチ・トレープレフ(コースチャ) バウ初主演
- 2014年7 - 10月、『The Lost Glory -美しき幻影-』 - パット・ボローニャ、新人公演:イヴァーノ・リッチ(本役:柚希礼音)『パッショネイト宝塚!』
- 2014年11 - 12月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - スカーレット 全国ツアーヒロイン
- 2015年2 - 5月、『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』 - マルセリーノ・フェデリコ、新人公演:アントニオ・デ・オダリス伯爵(本役:柚希礼音)『Dear DIAMOND!!』 新人公演主演
- 2015年6 - 7月、『大海賊』 - キッド『Amour それは…』(全国ツアー)
- 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - アデレイド、新人公演:運転手(本役:天希ほまれ)
- 2016年1月、『鈴蘭(ル・ミュゲ)-思い出の淵から見えるものは-』(バウホール) - リュシアン バウ主演
- 2016年3 - 6月、『こうもり』 - アルフレード/開幕の紳士『THE ENTERTAINER!』
- 2016年7月、『One Voice』(バウホール)
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 八木永輝『ロマンス!! (Romance)』
- 2017年1月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(東京国際フォーラム) - ムケーシュ
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ショーヴラン
- 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 阿弖流為 東上初主演
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - エーリッヒ・ケストナー『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
- 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 徳三郎『Killer Rouge(キラー ルージュ)』
- 2018年8 - 11月、『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』 - 捲殘雲(ケンサンウン)『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(梅田芸術劇場・日本青年館・國家戯劇院・高雄市文化中心至徳堂)
- 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - フロリアン・ザイデル『ESTRELLAS(エストレージャス)〜星たち〜』
- 2019年5月、『アルジェの男』 - ジュリアン・クレール『ESTRELLAS(エストレージャス)〜星たち〜』(全国ツアー) 全国ツアー初主演
- 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - リー・ロンロン/孫悟空『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
星組トップスター時代
- 2019年11 - 12月、『ロックオペラ モーツァルト』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト トップお披露目公演
- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 丹礼真『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場) 大劇場トップお披露目公演星組新トップ・礼真琴“新しい星の時代”切り開く「羽根の重みの意味、何かが感じられるはず」 スポーツ報知。
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 丹礼真『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
- 2020年11月、『エル・アルコン-鷹-』 - ティリアン・パーシモン『Ray-星の光線-』(梅田芸術劇場)凪七瑠海のバウホール公演決定、月組トップコンビの退団日・今後のスケジュールも明らかに ステージナタリー。
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - ロミオ
- 2021年7月、『VERDAD(ヴェルダッド)!!』(舞浜アンフィシアター)礼真琴の“今”に迫るショー「VERDAD!!」、愛月ひかる主演のミュージカル「マノン」 ステージナタリー。
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 柳生十兵衛『モアー・ダンディズム!』宝塚星組、礼真琴&舞空瞳主演で「柳生忍法帖」と「モアー・ダンディズム!」 ステージナタリー。
- 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - ラダメス礼真琴&舞空瞳主演「王家に捧ぐ歌」、瀬央ゆりあ主演「ザ・ジェントル・ライアー」 ステージナタリー。
- 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ルーチェ・ド・オルゴン『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』宝塚歌劇星組「めぐり会いは再び」第3弾開幕「礼真琴とルーチェの10年間をリンクさせて」 スポーツ報知。
- 2022年9月、『モンテ・クリスト伯』 - エドモン・ダンテス『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(全国ツアー)宝塚星組の3年ぶり全国ツアー開幕!組替えの暁千星お披露目に礼真琴「ありちゃんのパワーももらって」 スポーツ報知。
- 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - ディミトリ『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』星組生・暁千星が大劇場でお披露目!トップスター・礼真琴「先陣を切って踊ってくれる姿は頼もしい」 スポーツ報知。
- 2023年3 - 4月、『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』(ドラマシティ・日本青年館) - ジュリアン・ソレル宝塚 星組トップ礼真琴 フレンチミュージカル「赤と黒」日本初演 見事な歌とダンスで魅了 デイリースポーツ。
- 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ロナン・マズリエ8/19〜23は体調不良のため休演。代役は暁千星が務めた。休演中の礼真琴、あす24日から公演復帰「喜びと責任を感じております」 宝塚歌劇団が報告 ORICON NEWS。
- 2024年1 - 4月、『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜(アールアールアール バイ タカラヅカ〜ルートビーム〜)』 - コムラム・ビーム『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
- 2024年5 - 6月、『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』(東急シアターオーブ) - エドワード・ブルーム宝塚 星組トップ礼真琴主演「BIG FISH」異例のチャーミングなイケオジ姿も デイリースポーツ。
- 2024年8 - 12月、『記憶にございません!』 - 黒田啓介『Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』宝塚 星組「記憶にございません!」礼真琴主演で三谷幸喜作品を舞台化「星組らしい作品」 デイリースポーツ。
- 2025年1月、『ANTHEM-アンセム-』(日本武道館)
- 2025年4 - 8月、『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』 退団公演
出演イベント
- 2011年9月、涼紫央ディナーショー『0〜LOVE〜』涼紫央ディナーショー「0〜LOVE〜」('11年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』コーラス。
- 2014年10月、『演劇人祭 特別篇』外部出演。
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年3月、夢咲ねねミュージック・サロン『N-style』夢咲ねねミュージック・サロン「N-style」('15年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年10月、妃海風ミュージック・サロン『Princesa!!』妃海風ミュージック・サロン「Princesa!!」('16年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2018年2月、礼真琴ディナーショー『MOMENT』 主演礼真琴ディナーショー「MOMENT」('18年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
CM出演
- 2015年 - 、菓匠三全『萩の月』仙台銘菓「萩の月」 新CMのご案内 菓匠三全。
受賞歴
- 2013年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞
- 2014年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2013年度新人賞『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- 2017年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2016年度努力賞『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。
- 2020年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 男役賞
- 2021年、第76回『文化庁芸術祭賞』 - 演劇部門新人賞
- 2022年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2021年度優秀賞『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7。
注釈
出典
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/08 00:21 UTC (変更履歴)
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