海野翔太 : ウィキペディア(Wikipedia)
海野 翔太(うみの しょうた、1997年4月17日 - )は、日本の男性プロレスラー。東京都世田谷区出身。血液型AB型。新日本プロレス所属。
レフェリーのレッドシューズ海野を実父に持つ。
来歴
父の影響で幼い頃からプロレスを観戦し、2008年8月の父のレフェリー生活20周年興行と2009年1月4日に東京ドームで行われた武藤敬司対棚橋弘至戦を見てレスラーになる決意を固めた海野レフェリーの息子、デビュー戦で父に裁かれ「新日本のてっぺんに昇ります」。
学生時代は野球を10年間経験していた。2014年に内藤哲也のG1前公開練習『野球特訓』にノッカーとして参加している。
新日本プロレス
ヤングライオン時代
2016年3月、新日本プロレスに入門。父がレフェリーで、息子がプロレスラーの組み合わせは同じ新日本プロレスの柴田勝久と柴田勝頼の例がある。約1年以上の練習生期間を経て、2017年4月13日に新宿FACEで開催されたLION'S GATE PROJECT4で父のレフェリングの元、KAIENTAI DOJOのTAKAみちのくを相手にデビュー。試合はTAKAのジャストフェイスロックで海野がギブアップ負けを喫した。
2017年10月から12月にかけて開催されたヤングライオン杯では最終戦で川人拓来 (現・マスター・ワト) に敗れるなど、2勝4敗に終わった。
2019年3月、NEW JAPAN CUPに初出場。10日の尼崎大会で棚橋と1回戦を戦い、海野も掟破りのテキサス・クローバー・ホールドを繰り出し場内をどよめかせる場面もあったが、最後はギブアップ負けを喫した。
6月のDOMINIONにて元WWEスーパースターのジョン・モクスリーとシングルマッチが組まれ敗北するが、その戦いぶりをモクスリーに評価されG1 CLIMAX29の前哨戦タッグパートナー兼公式戦セコンドとなる。
海外遠征
2019年11月よりイギリスに長期海外遠征し、主にRPWに参戦する。
2020年の新型コロナウイルス感染症蔓延により試合出場を中断していたが、2021年7月より再開している。
2021年9月からはウィル・オスプレイの率いるUNITED EMPIREと抗争が勃発、11月にはオスプレイの持つRPWブリティッシュ・ヘビー級王座に挑戦。デスライダーを見舞うなど追い込む場面もあったが最後はヒドゥン・ブレイドを浴び敗れた。
2022年4月16日(現地時間)、アメリカ・イリノイ州シカゴにて行われた新日本プロレスのビッグマッチ『Windy City Riot』にて、ジェイ・ホワイトの対戦相手としてサプライズ参戦。海野も棚橋を彷彿とさせるコスチュームと金髪姿で果敢に攻め込むが、最後はブレードランナーの前に敗れた。5月1日、RPWブリティッシュ・クルーザー級王座を保持するマイケル・オクとシングルマッチで対戦。6月、AEWと新日本プロレスの合同大会『AEW × NJPW: Forbidden Door』でエディ・キングストン、ウィーラー・ユウタと共にクリス・ジェリコ、鈴木みのる、サミー・ゲバラ組と対戦。ジェリコに掟破りのウォール・オブ・ジェリコを仕掛けるなど追い込むが、最後はジュダス・エフェクトを浴び敗れた。7月10日、RPWで行われたAEWオールアトランティック王座を保持するPACの初防衛戦の対戦相手に指名される。試合はPACにブルータライザーを決められ、防衛を許した。10月1日にロンドンで開催されるROYAL QUEST Ⅱの1日目のメインイベントでIWGP USヘビー級王座を保持するウィル・オスプレイとスペシャルシングルマッチでの対戦が決定した。
凱旋帰国後
11月5日、新日本プロレスの大阪府立体育会館大会にてメインイベントのIWGP USヘビー級選手権試合で内藤を下した直後のオスプレイの前に現れ、US王座への挑戦を表明した。
11月20日、有明アリーナで行われた「Historic X-over」にてオスプレイの持つUS王座に挑戦。海野も変形のデスライダーを決めるなど追い込むが、オスプレイのストームブレイカーの前に敗れた。
2023年11月4日、「POWER STRUGGLE ~SUPER Jr.TAG LEAGUE 2023~」にてオスプレイの持つUS王座に挑戦。場内の大オスプレイコールにも屈せずに怒濤の猛攻を見せ、師匠であるモクスリーがリングサイドに現れると、オスプレイを追い詰めるが、オスプレイのヒドゥンブレードからのストームブレイカーで沈められ、40分に及ぶ激闘を制することは出来なかった。
2024年1月2日、プロレスリング・ノア有明アリーナ大会で清宮海斗、大岩陵平、稲葉大樹、近藤修司、宮脇純太と組み、EVIL、成田蓮、高橋裕二郎、SHO、金丸義信、ディック東郷のバレットクラブ、ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)と6vs6イリミネーションマッチでノア初参戦。
タイトル歴
- 新日本プロレス
- 室蘭歯科医師会presents 登別温泉入浴券争奪 登別ランボー 優勝(2024年)
- RPW
- レボリューションランボー 優勝(2020年)
人物
- モクスリーからはシューター(Shooter)のニックネームで呼ばれており、2019年のクリスマスにはモクスリーからDEATH RIDERSと施されたジャケットをプレゼントされているhttps://twitter.com/shooter_us/status/1209624962417512448?s=21。
得意技
尊敬している師匠のモクスリーを彷彿とさせるような熱いプレーを見せるのが海野のプロレスでもある。 自身の技に関しては、往年のレスラーから伝授したものがメインとなっている。
- デスライダー
- 相手の頭部を左脇下に抱え、自分の両腕を相手の両脇に差し込んだ状態で左足を振りかぶり、勢いよく後方へ倒れ込むことで脳天からマットに突き刺すスナップ式・ダブルアーム式DDT。
- 海野の師匠でもあるジョン・モクスリーは高角度式のパラダイムシフトをデスライダーと称しているが、海野のデスライダーはパラダイムシフトと同形である。
- 相手を持ち上げてから移行する変形デスライダーやスイング式デスライダーも見せることがある。
- 2023年11月4日のPOWER STRUGGLEでは雪崩式を敢行したが、反動を付けたために相手が背中から落ちてしまい失敗した。
- STF
- 2023年のG1 CLIMAX前にG1史上最多の優勝回数を誇る蝶野正洋から直接指導を受け、グラウンドでのフィニッシュムーブとして使用。
- フィッシャーマンズ・スープレックス
- ブレイズブレイド
- 後頭部へのランニングエルボースマッシュ。技名はtwitterでの公募で決まった。
関連項目
- ヤングライオン
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/12 06:55 UTC (変更履歴)
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