桜一花 : ウィキペディア(Wikipedia)
桜 一花(さくら いちか、1978年4月2日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団花組の娘役スター。
石川県河北郡『宝塚おとめ 2014年度版』 阪急コミュニケーションズ、2014年、16頁。ISBN 978-4-484-14522-8。、金沢錦丘高等学校出身。身長156cm。愛称は「いちか」。
所属事務所はノックアウト。
来歴
1997年、宝塚音楽学校入学。
1999年、宝塚歌劇団に85期生として入団。入団時の成績は4番。雪組公演「再会/ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台。組まわりを経て花組に配属。
子役から老人、浮浪者に天使から悪魔まで幅広い役柄を演じ、2014年11月16日、明日海りお・蘭乃はなトップコンビ大劇場お披露目となる「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
退団後は舞台・ドラマを中心に幅広く活動を続けている。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
- 1999年4 - 5月、雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』(宝塚大劇場)
組まわり
- 1999年5 - 6月、月組『螺旋のオルフェ』『ノバ・ボサ・ノバ』(宝塚大劇場のみ)
- 1999年7 - 8月、雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』(1000days劇場)
花組時代
- 1999年11 - 12月、『タンゴ・アルゼンチーノ』『ザ・レビュー'99』(1000days劇場のみ)
- 2000年1 - 2月、『冬物語』(バウホール・日本青年館) - 十郎太
- 2000年4 - 5月、『源氏物語 あさきゆめみし』 - 春宮/冷泉帝(子供)、新人公演:お鹿(本役:二葉かれん)『ザ・ビューティーズ!』(宝塚大劇場)5/9〜15はベルリン公演出演のため休演。
- 2000年6 - 7月、ベルリン公演『宝塚 雪・月・花』『サンライズ・タカラヅカ』(フリードリッヒシュタット・パラスト劇場)
- 2000年7 - 8月、『源氏物語 あさきゆめみし』 - 春宮/冷泉帝(子供)、新人公演:お鹿(本役:二葉かれん)『ザ・ビューティーズ!』(1000days劇場)7/1〜17はベルリン公演出演のため休演。
- 2000年9月、『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(バウホール・日本青年館) - シルヴィア
- 2000年11 - 2001年3月、『ルートヴィヒII世』『Asian Sunrise』
- 2001年4 - 5月、『源氏物語 あさきゆめみし』 - 光源氏(子供)『ザ・ビューティーズ!』(全国ツアー)
- 2001年7 - 11月、『ミケランジェロ』 - レダ、新人公演:ヴィットリア(本役:沢樹くるみ)『VIVA!』
- 2001年12 - 2002年1月、『カナリア』(ドラマシティ・ル テアトル銀座) - 小悪魔2
- 2002年3 - 4月、『琥珀色の雨にぬれて』 - マオ、新人公演:フランソワーズ・ドゥ・プレール(本役:遠野あすか)『Cocktail』(宝塚大劇場)
- 2002年4月、専科・花組『風と共に去りぬ』(日生劇場) - プリシー
- 2002年5 - 6月、『琥珀色の雨にぬれて』 - マオ、新人公演:フランソワーズ・ドゥ・プレール(本役:遠野あすか)『Cocktail』(東京宝塚劇場)
- 2002年8月、『月の燈影(ほかげ)』(バウホール・日本青年館) - お壱
- 2002年10 - 2003年2月、『エリザベート』 - 女官、新人公演:皇太后ゾフィー(本役:夏美よう)
- 2003年3月、『おーい春風さん』(バウホール) - 喜久
- 2003年5 - 9月、『野風の笛』 - 小侍従・かえで/忠輝(子供時代)、新人公演:傀儡師・りんどう(本役:遠野あすか)『レヴュー誕生』
- 2003年10 - 11月、『琥珀色の雨にぬれて』 - ジュヌヴィエーヴ『Cocktail』(全国ツアー)
- 2004年1 - 5月、『飛翔無限』 - 出語り『天使の季節』 - 新人公演:ポモドーロ(本役:鈴懸三由岐)『アプローズ・タカラヅカ!』
- 2004年5 - 6月、『ジャワの踊り子』(全国ツアー) - ミンチェ
- 2004年8 - 11月、『La Esperanza(ラ・エスペランサ)』 - イネス、新人公演:ブランカ(本役:翔つかさ)『TAKARAZUKA舞夢!』
- 2005年1 - 2月、『くらわんか』(バウホール) - お初姿央みやび・華城季帆と役替わり。/小糸梅咲衣舞・華城季帆と役替わり/延陽伯華城季帆と役替わり。
- 2005年3 - 7月、『マラケシュ・紅の墓標』 - アマン、新人公演:蛇(本役:鈴懸三由岐)『エンター・ザ・レビュー』
- 2005年9月、『Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ)』(日生劇場) - セシリイ・カデュー
- 2005年11 - 2006年2月、『落陽のパレルモ』 - ルチア、新人公演:エルヴィラ・フェリーチタ・マリア・ディ・カヴァーレ(本役:梨花ますみ)『ASIAN WINDS!』
- 2006年3 - 4月、『スカウト』(バウホール) - ラルゥ
- 2006年6 - 10月、『ファントム』 - フローラ
- 2006年11 - 12月、『うたかたの恋』 - ミリー・ステュベル『エンター・ザ・レビュー』(全国ツアー)
- 2007年2 - 5月、『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴(トカゲ)』 - 小林少年『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』
- 2007年7月、『源氏物語 あさきゆめみしII』(梅田芸術劇場) - 女三の宮
- 2007年9 - 12月、『アデュー・マルセイユ』 - ナタリー『ラブ・シンフォニー』 初エトワール
- 2008年2月、『メランコリック・ジゴロ』 - ルシル『ラブ・シンフォニーII』(中日劇場) エトワール
- 2008年5 - 8月、『愛と死のアラビア』 - ナイリ『Red Hot Sea』
- 2008年9 - 10月、『外伝 ベルサイユのばら-アラン編-』 - ジョアンナ『エンター・ザ・レビュー』(全国ツアー)
- 2009年1 - 3月、『太王四神記』 - パソン
- 2009年5月、『哀しみのコルドバ』 - アンフェリータ・ナバロ『Red Hot SeaII』(全国ツアー)
- 2009年7月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - ソフィア・ブライトン エトワール
- 2009年9 - 11月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - カトリーヌ『EXCITER!!』 Wエトワール
- 2009年12 - 2010年1月、『相棒』(ドラマシティ・日本青年館) - 宮部たまき
- 2010年3 - 5月、『虞美人』 - 紅林 エトワール
- 2010年7 - 10月、『麗しのサブリナ』 - マカードル『EXCITER!!』
- 2010年11 - 12月、『CODE HERO/コード・ヒーロー』(バウホール・日本青年館) - ローズマリー・ザナック
- 2011年2 - 4月、『愛のプレリュード』 - ジュリー・マルネック『Le Paradis!!(ル パラディ)』
- 2011年6 - 9月、『ファントム』 - カルロッタ
- 2011年10 - 11月、『カナリア』(ドラマシティ・日本青年館) - ティアロッサミ
- 2012年1 - 3月、『復活-恋が終わり、愛が残った-』 - ワシーヴァナ夫人『カノン』
- 2012年4 - 5月、『長い春の果てに』 - ナタリー『カノン』(全国ツアー)
- 2012年7 - 10月、『サン=テグジュペリ』 - ネリー・ド・ヴォギュエ『CONGA!!』
- 2012年11月、『Victorian Jazz(ヴィクトリアン ジャズ)』(バウホール) - ヴィクトリア女王
- 2013年2 - 5月、『オーシャンズ11』 - クィーン・ダイアナ
- 2013年6月、『フォーエバー・ガーシュイン』(バウホール) - ガードルード・ローレンス
- 2013年8 - 11月、『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』 - ベルシ『Mr. Swing!』
- 2014年2 - 5月、『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』 - ケイティ・ドーラン『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
- 2014年6 - 7月、『ノクターン-遠い夏の日の記憶-』(バウホール) - オリガ
- 2014年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 皇太后ゾフィー 退団公演
出演イベント
- 2001年1月、瀬奈じゅんディナーショー『VIRTUAL GUY!』
- 2002年6月、TCAスペシャル2002『DREAM』
- 2002年11月、『アキコ・カンダレッスン発表会』
- 2004年11月、『ベルサイユのばら30』
- 2005年7月、『R・Hatter』(外部出演)霧矢、蘭寿の外部出演を発表 産経新聞ENAK。
- 2007年8月、壮一帆ディナーショー『So!-Fantastic Radio Station-』壮一帆ディナーショー「So!-Fantastic Radio Station-」('07年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
- 2008年3月、大空祐飛ディナーショー『SORA-空の奇跡-』大空祐飛ディナーショー「SORA-空の奇跡-」('08年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2008年11月、轟悠ディナーショー『Fallin’ Love with Yū』轟悠ディナーショー「Fallin’Love with Yu」('08年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2010年6月、第14回『イゾラベッラ サロンコンサート』 主演
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2013年6 - 7月、『宝塚巴里祭2013-La Chanson de Paris 99-』宝塚巴里祭2013-La Chanson de Paris 99-('13年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2017年7 - 8月、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』(明治座) - メリー
- 2018年9月、『終われない男たち』(本多劇場) - 久里子
- 2019年3 - 4月、『ミュージカル ふたり阿国』(明治座) - おあか
ドラマ
- ワカコ酒 Season4 第11夜「あったか茶碗蒸しと熱燗」(2019年3月18日、BSテレ東) - 「万歳パンダ」女将 役
- 恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜第1話・第6話・第8話・最終話(2021年、NTV)
- 教祖のムスメ 第1話(2022年6月2日、毎日放送 / テレビ神奈川 他) - 黒沢紗江子 役
- カナカナ 第20話(2022年6月16日、NHK) - 夏影蘭子 役
- 悪女のすべて(2022年7月2日 - 、BS松竹東急) - 野宮すみれ 役
- 混声の森(2022年) - 青山真紀子 役
- つまらない住宅地のすべての家(2022年) - 日置和代 役
- 100万回 言えばよかった(2023年) - 広田美貴子 役
- 月曜プレミア8 神の手 (望月諒子)(2023年) - 今村幸恵 役
- 『I am…』23歳たち「終りの季節」(2024年1月26日配信、FOD / 3月18日、フジテレビ)
- 錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜 第7話(2024年8月24日、テレビ東京) - 谷山の母 役
受賞歴
- 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度努力賞
出典
注釈
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/14 21:40 UTC (変更履歴)
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