佐藤文哉 : ウィキペディア(Wikipedia)

佐藤 文哉(さとう ふみや、1936年(昭和11年)2月21日 - 2006年(平成18年)6月21日)は、日本の裁判官。弁護士。元仙台高等裁判所長官。位階は正三位。

来歴

東京都生まれ『小林充先生佐藤文哉先生古稀祝賀刑事裁判論集 上』判例タイムズ社、2006年 p.704。1960年(昭和35年)判事補任官。静岡家裁、前橋地裁各所長、東京高裁判事部総括等を経て、1999年(平成11年)仙台高裁長官に就任。1964年サザン・メソディスト大学ロースクール修了

2001年(平成13年)に定年退官し、弁護士登録。その後、帝京大学教授、学習院大学法科大学院教授等を務め、2006年(平成18年)の春の叙勲で瑞宝重光章を受章。死後、正三位に叙された。

略歴

  • 1957年(昭和32年) 国家公務員採用上級試験(法律)合格
  • 1957年(昭和32年) 司法試験第二次試験合格
  • 1958年(昭和33年) 東京大学法学部卒業
  • 1960年(昭和35年)4月7日 司法修習終了
  • 1960年(昭和35年)4月8日 東京地方裁判所判事補兼東京家庭裁判所判事補
  • 1965年(昭和40年)5月1日 秋田地方裁判所判事補兼秋田家庭裁判所判事補
  • 1968年(昭和43年)4月1日 仙台高等裁判所秋田支部判事職務代行
  • 1968年(昭和43年)7月20日 最高裁判所事務総局刑事局付
  • 1971年(昭和46年)3月31日 旭川地方裁判所判事兼旭川家庭裁判所判事
  • 1972年(昭和47年)4月1日 旭川地方裁判所判事部総括兼旭川家庭裁判所判事
  • 1974年(昭和49年)4月10日 東京地方裁判所判事
  • 1977年(昭和52年)4月1日 最高裁判所裁判所調査官
  • 1982年(昭和57年)4月1日 東京地方裁判所判事部総括
  • 1989年(平成元年)5月12日 静岡家庭裁判所長
  • 1991年(平成3年)11月11日 前橋地方裁判所長
  • 1993年(平成5年)11月4日 東京高等裁判所判事部総括
  • 1999年(平成11年)8月16日 仙台高等裁判所長官
  • 2001年(平成13年)2月20日 定年退官
  • 2001年(平成13年)4月18日 弁護士登録(第一東京弁護士会)
  • 2001年(平成13年) 帝京大学教授
  • 2002年(平成14年) 学習院大学特別客員教授
  • 2004年(平成16年) 学習院大学法科大学院教授
  • 2006年(平成18年)4月29日 瑞宝重光章を受章
  • 2006年(平成18年)6月21日 死去。叙正三位

著書

  • 『自動車事故の法律知識――過失の認定刑事責任』(育英堂、1963年)
  • 『刑事裁判実務大系 第3巻 風俗営業・売春防止』(編著、青林書院、1994年)
  • 『新実例刑法 総論』(大塚仁と共編著、青林書院、2001年)
  • 『大コンメンタール刑法 第10巻〔第2版〕』(大塚仁、河上和雄、古田佑紀と共編著、青林書院、2006年)

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/29 07:00 UTC (変更履歴
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