ユヨン : ウィキペディア(Wikipedia)
ユ・ヨン(、、漢:、2004年5月27日 - )は、韓国のフィギュアスケート選手(女子シングル)。2020年四大陸フィギュアスケート選手権準優勝。
経歴
ソウル特別市で3人姉妹の末っ子として生まれた。2歳の時に父親の仕事の都合で両親とインドネシアへ移り、その後シンガポールで幼少期を過ごした。
バンクーバーオリンピックのキム・ヨナの演技に心を奪われフィギュアを始めた「金妍児の後継者」、11歳の天才少女が歩む長く過酷な道。憧れの選手はバンクーバーオリンピック金メダリストのキム・ヨナである。
2016年、韓国フィギュアスケート選手権で史上最年少優勝を果たした(11歳)。2017-2018年シーズンからジュニアクラスに参戦し、2019-2020年シーズンよりシニアに参戦。グランプリシリーズ初参戦となる2019年スケートカナダでは、ショートプログラムとトータルスコアで自己ベスト紀平、最高に迫る演技で首位 15歳・劉永とともに成長 GPカナダ毎日新聞. 2019年10月26日閲覧。を出し、3位に入った。
2020年にソウルで開催の四大陸選手権で、ISUパーソナルベストとなる223.23点で2位に入った。
2024年3月、イタリアで行われていた韓国代表の合宿中に、イ・ヘインが年下の男子選手にセクハラ行為を働き3年間の資格停止処分となった件で、ユ・ヨンもまたその場にいて2人を撮影していたとして、1年間の資格停止処分を受けた。
技術・演技
シニアデビューとなった2019-2020シーズンより、プログラムにトリプルアクセルを組み込み始めた。シーズン初頭の2戦では、ショート・フリー共に単独のトリプルアクセルに挑戦するも、両足着氷・回転不足などでGOEのプラス評価を得ることができなかったが、3戦目のGPスケートカナダ ショートプログラムにて、GOE2.17を得られるトリプルアクセルを成功させた。これによって、ユは女性選手としては11人目の国際戦(公式戦)でのトリプルアクセルの成功者となった。
主な戦績
大会/年 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 | 2018-19 | 2019-20 | 2020-21 | 2021-22 | 2022-23 | 2023-24 |
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国際大会(シニア) | ||||||||||
冬季オリンピック | 5 | |||||||||
世界選手権 | 5 | 12 | ||||||||
四大陸選手権 | 2 | 6 | ||||||||
GPスケートアメリカ | 3 | 11 | ||||||||
GPスケートカナダ | 3 | 3 | ||||||||
GP MKジョン・ウィルソン杯 | 4 | |||||||||
GP中国杯 | 4 | |||||||||
GPエスポー | 8 | |||||||||
GPNHK杯 | 7 | 3 | ||||||||
CS オータムクラシック | 2 | |||||||||
CS USインターナショナル | 2 | 2 | ||||||||
CS ロンバルディア杯 | 3 | |||||||||
CS ネペラ記念 | 5 | |||||||||
チャレンジカップ | 6 | |||||||||
クランベリーカップ | 2 | |||||||||
国際大会(ジュニア) | ||||||||||
ユースオリンピック | 1 | |||||||||
世界ジュニア | 9 J | 6 J | ||||||||
JGPカナダ | 4 J | |||||||||
JGPスロバキア | 3 J | |||||||||
JGPクロアチア | 4 J | |||||||||
JGPイタリア | 5 J | |||||||||
アジアフィギュア杯 | 2 N | 1 N | ||||||||
国内大会 | ||||||||||
韓国選手権 | 6 | 1 | 5 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1 | 11 | 7 |
- N = ノービスクラス
- J = ジュニアクラス
詳細
プログラム使用曲
シーズン | SP | FS | EX |
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2023-2024 | Listen to Your Heart曲:Cinematic Pop (feat. Cosette Smith)振付:シェイ=リーン・ボーン | Autumn MoonTrue Love's Last KissYearning Hearts曲:Eternal Eclipse振付:トム・ディクソン | |
2022-2023 | Otono Porteno Tango作曲:アストル・ピアソラ振付:シェイ=リーン・ボーン | 『四季』より作曲:アントニオ・ヴィヴァルディ振付:トム・ディクソン | |
2021-2022 | 『The Leftovers』よりWhirling Winds振付:トム・ディクソン | 『レ・ミゼラブル』よりLook DownI Dreramed a DreamDo You Hear The People Sing振付:シェイ=リーン・ボーン | When We Were Young曲:アデルSpring DayButter RemixBoy With Luv曲:BTS |
2020-2021 | Istanbul Grooves ほか振付: | 『ロード・オブ・ザ・リング』より振付: | I Put a Spell on You曲:アニー・レノックス |
2019-2020 | 映画『ロミオ+ジュリエット』よりO Verona/ Slow Movement/ Morning Breaks作曲:クレイグ・アームストロング振付:トム・ディクソン | 映画『エビータ』よりYou Must Love Me / Buenos Aires/ Don't Cry For Me, Argentina作曲:アンドルー・ロイド・ウェバーティム・ライス歌:マドンナ振付:シェイ=リーン・ボーン |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/16 16:01 UTC (変更履歴)
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