広瀬浩二郎 : ウィキペディア(Wikipedia)
広瀬 浩二郎(ひろせ こうじろう、1967年11月20日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.339 - )は、日本の文化人類学者。国立民族学博物館人類基礎理論研究部教授。日本宗教史・民俗学・障害者文化論・触文化論を研究。
略歴
東京都生まれ。1歳の時に白内障で左目を失明する。右目もその頃から弱視で手術を繰り返したが回復せず、13歳の時に眼底出血により約1週間で完全に失明した。筑波大学附属盲学校(中学部・高等部)を卒業後、1年間の浪人生活を経て、京都大学文学部に入学(点字受験・京大初の全盲の学生)。1993年、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。1995年、カリフォルニア大学バークレー校留学。1997年、京都大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程指導認定退学。2000年、京都大学より博士(文学)の学位を取得。2001年より国立民族学博物館に勤務広瀬浩二郎さんインタビュー。2023年、文化庁長官表彰令和五年度文化庁長官表彰名簿。
主な著作
- 『障害者の宗教民俗学』(明石書店、1997年)
- 『人間解放の福祉論―出口王仁三郎と近代日本』(解放出版社、2001年)
- 『触る門には福来たる―座頭市流フィールドワーカーが行く!』(岩波書店、2004年)
- 『さわる文化への招待―触覚でみる手学問のすすめ』(世界思想社、2009年)
- 『人のための点字力入門―さわる文字から、さわる文化へ』(生活書院、2010年)
- 『さわって楽しむ博物館: ユニバーサル・ミュージアムの可能性』(青弓社、2012年)
- 『身体でみる異文化―目に見えないアメリカを描く』(臨川書店、2015年)
- 『目に見えない世界を歩く―「全盲」のフィールドワーク』(平凡社、2017年)
外部リンク
- 広瀬浩二郎 民族文化研究部・准教授 - 国立民族学博物館
- 広瀬浩二郎 HIROSE Koujirou - 国立民族学博物館
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/12 12:01 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.