八目迷 : ウィキペディア(Wikipedia)
八目 迷(はちもく めい、1994年7月29日 - )は、日本のライトノベル作家。日本SF作家クラブ会員。兵庫県姫路市出身。
経歴・人物
2019年、投稿作「僕がウラシマトンネルを抜ける時」が第13回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」と「審査員特別賞」をダブル受賞し、同作を改題・改稿した『夏へのトンネル、さよならの出口』でデビューした。
『このライトノベルがすごい!2022』新作部門では、『ミモザの告白』が第2位に選出。また、ラノベニュースオンラインが開催している「ラノベニュースオンラインアワード」2021年7月の投票アンケート結果では、「新作部門」「新作総合部門」「総合部門」に『ミモザの告白』が選出。
関西の郊外で育ち、現在も関西の港町に在住。中学校在学時より好きな漫画やゲームの二次創作を執筆する習慣があった。20歳のときに自身の作品を公募に出すことを決意。以来、本人曰くコンコルド効果が相まって4年近く執筆にのめり込む。映画『インターステラー』に登場する「ミラー博士の星」に影響を受け、投稿作品「僕がウラシマトンネルを抜ける時」を執筆した。
2024年、中国のECサイト「Dangdang」が、実施しているアワード「影響力のある海外作家賞」にて、日本人として、宮崎駿、村上春樹、東野圭吾など等に続いて受賞した。
好きな作品として、『時をかける少女』『ほしのこえ』『七回死んだ男』『刻刻』など、時間が関係しているような作品を挙げている。またSCP財団のコミュニティサイトが好きだと述べており、一時期、読み耽っていた時期もあった。
作品リスト
- 時と四季シリーズ(小学館〈ガガガ文庫〉、イラスト:くっか、既刊3巻)
- 『夏へのトンネル、さよならの出口』(2019年7月18日、)
- 『きのうの春で、君を待つ』(2020年4月17日、)
- 『琥珀の秋、0秒の旅』(2022年8月18日、)
- 『ミモザの告白』(小学館〈ガガガ文庫〉、イラスト:くっか、2021年7月26日 - 2024年6月18日、全5巻)
- ミモザの告白(2021年7月21日、ISBN 978-4-09-453018-6)
- ミモザの告白 2(2022年1月18日、ISBN 978-4-09-453047-6)
- ミモザの告白 3(2022年12月20日、ISBN 978-4-09-453104-6)
- ミモザの告白 4(2023年12月18日、ISBN 978-4-09-453139-8)
- ミモザの告白 5(2024年6月18日、ISBN 978-4-09-453192-3)
ノベライズ
- 『小説 葬送のフリーレン 〜前奏〜』(小学館〈少年サンデーコミックススペシャル〉、2024年4月17日発売、) - 漫画『葬送のフリーレン』のノベライズ作品。
アンソロジー
- 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side』(小学館〈ガガガ文庫〉、2020年4月17日、) 「猫と団地とランドセル」
単行本未収録作品
雑誌掲載作品
- エッセイ「ひみつのおやつ*ラムネ」 - 『紙魚の手帖』vol.06 AUGUST 2022(東京創元社、2022年8月)掲載
Web掲載作品
- あぜ道は夏の終わりに続いてる。(『note』夏へのトンネル、さよならの出口、2019年7月20日) - 番外掌編
- 花に潮風(『note』夏へのトンネル、さよならの出口、2019年8月21日) - 短編
- 記念日(『note』夏へのトンネル、さよならの出口、2024年9月10日) - 短編
特典小説
- さよならのあと、いつもへの入り口(劇場アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』入場特典、2022年9月9日)
同人誌
- 合同誌「こんなふうに世界は終わる?」(文学フリマ東京39、2024年12月1日) - 「最終兵器妹」
関連項目
- 日本の小説家一覧
- ライトノベル作家一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/02 22:44 UTC (変更履歴)
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