スコット・シェルドン : ウィキペディア(Wikipedia)

スコット・パトリック・シェルドンScott Patrick Sheldon , 1968年11月28日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州出身の元プロ野球選手(内野手)。~までオリックス・ブルーウェーブに所属した。

来歴・人物

のMLBドラフト8巡目(全体の230番目)でオークランド・アスレチックスに指名され契約。5月18日にメジャーデビュー。

、テキサス・レンジャーズに移籍。9月6日の対シカゴ・ホワイトソックス戦でメジャー史上3人目となる「1試合で全ポジションに就く」という記録を達成した。1対10と大量リードされた4回裏からスタメン捕手のビル・ハセルマンに代わって捕手を務め、5回に一塁手、6回に二塁手→遊撃手、7回に右翼手→中堅手、8回に左翼手→投手→三塁手とポジションを変え珍記録を達成した。8回にはチーム5人目の投手として登板し、ジェフ・リーファー(のちに西武でもプレー)から空振り三振を奪っている。捕手は通算4試合務めたが、投手を務めたのはこの試合が唯一だった。

、オリックス・ブルーウェーブに入団。シーズン開幕当初はまったく振るっていなかったが、7月には5試合連続本塁打を放つなど、打率.390、9本塁打、19打点の活躍で月間MVPに輝いた。その後も、長打力を発揮し、チーム最多の26本の本塁打を放った。しかし、リーグ最多の155三振も喫していた上に、打率.256と粗さが目立ち、更に得点圏打率に至っては.168と非常に低く、打点も59にとどまっていて、主軸としての働きは物足りなかったことは否めなかった。は打率.253、8本塁打24打点と低調に終わり、新加入のルーズベルト・ブラウンとホセ・オーティズが共に活躍したのもあり、出場機会も激減。結局、同年限りで退団した。

1月、ミルウォーキー・ブルワーズと契約するがメジャーには昇格できず6月に解雇。その後、ピッツバーグ・パイレーツと契約するがここでもメジャー昇格できず10月に解雇され、同年限りで現役引退。

詳細情報

年度別打撃成績

OAK1327242600192001010160.250.308.375.683
TEX77160200021000010061.125.176.125.301
2110000000000000000.000.000.000.000
5813812421351104581900121001372.282.336.468.804
61127120112450338111122300352.200.216.317.533
オリックス129500450651152812622359423239561556.256.322.496.817
602512332759908922443001602659.253.307.395.702
MLB:5年141310285346716081073311441502845.235.275.375.650
NPB:2年1897516839217437134315838532555822015.255.317.461.778
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手成績

TEX100000000----10.100000100000.000.00
通算:1年100000000----10.100000100000.000.00

記録

NPB
  • 初出場・初先発出場:2002年3月30日、対大阪近鉄バファローズ1回戦(大阪ドーム)、4番・三塁手として先発出場
  • 初打席・初安打・初打点:同上、1回表にショーン・バーグマンから左翼線へ先制適時二塁打
  • 初本塁打:2002年4月21日、対西武ライオンズ5回戦(鹿児島県立鴨池野球場)、4回裏に西口文也から左越2ラン
  • 初盗塁:2002年4月27日、対福岡ダイエーホークス4回戦(福岡ドーム)、2回表に二盗(投手:ブレイディー・ラジオ、捕手:城島健司)

表彰

  • JA全農Go・Go賞 (好走塁賞 2002年4月) 中前打でロッテの堀幸一が緩慢な守備をしている間に二塁を陥れた
  • 月間MVP:1回(2002年7月)

背番号

  • 51 (1997年)
  • 8 (1997年)
  • 14 (1998年)
  • 4 (1999年 - 2001年)
  • 12 (2002年 - 2003年)

関連項目

  • オリックス・バファローズの選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/27 08:54 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「スコット・シェルドン」の人物情報へ