池田倫太朗 : ウィキペディア(Wikipedia)

池田 倫太朗(いけだ りんたろう、1990年5月4日 - )は日本の俳優。

鹿児島県垂水市出身。文学座所属。身長182cm。

来歴

鹿児島県霧島市で生まれる。男3人兄弟の1番下。小学2年生の時に父の仕事の都合で垂水市に引っ越す。兄2人がサッカーをやっていたため、小学2年生より大学卒業までプロを目指してサッカー一筋の学生時代を過ごした。

小学5年生より鹿児島県選抜に選ばれ、その当時のメンバーには現在ヴィッセル神戸で活躍する大迫勇也もいた。

高校はサッカー名門の鹿児島実業高等学校に進学し、寮生活をしながらサッカーに励んだ。第86回全国高校サッカー選手権大会に2年生でメンバー入りをしていたが、3年生に上がる前の春に右膝内側側副靱帯・半月板を損傷し、最後の1年間はリハビリの毎日だった。

京都学園大学卒業までプロを目指して取り組んでいたが、2回目の右膝の手術によりプロの夢を断念。小学校、中学校、大学ではキャプテンを務めていた。

大学卒業後、特にやりたいこともなかったが、知人の勧めで俳優にチャレンジすることになる。同じ鹿児島県出身の西田聖志郎を紹介され、「1からお芝居を学びたいのであれば、文学座を受けてみなさい。」と言われて受けたのが、俳優人生の始まりである。その年、文学座を受験したものの不合格だったが、辞退者が出たため繰り上がりで補欠合格した。文学座53期生である。

2018年の大河ドラマ「西郷どん」にて、西郷隆盛の義理の弟、市来正之丞役を演じた年、鹿児島県垂水市の観光PR大使に任命された。

人物

  • 中学生当時、鹿児島実業に行きたい気持ちを父に伝えた際「特待生になれなければ進学させない」と言われ、すぐ特待生になるにはどうしたら良いかを高校に問い合わせた。そこで生徒会役員をやると確率が上がると言われ、立候補して生徒会長に選出される。その時の公約は「あいさつ運動の強化・校歌を元気よく歌う」 の2点だった。

出演

テレビドラマ

  • 『水晶の鼓動』(2016年11月-12月、WOWOW)
  • 『大河ドラマ 西郷どん』(2018年1月-12月、NHK) - 市来正之丞 役
  • 『孤独のグルメ Season7』(2018年4月-6月、テレビ東京)
  • 『あにいもうと』(2018年6月25日、TBS)
  • 孤独のグルメ Season7 第12話 (2018年6月30日、テレビ東京) - サラリーマン客 役
  • 『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル 2018』(2018年9月17日、TBS) - 和田治 役
  • 『シャキーン!・ショートドラマ「それをやっちゃあ おしまいよ」』(2018年、Eテレ)
  • 『大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年1月-12月、NHK) - 南部忠平 役
  • 『KTS鹿児島テレビ開局50周年記念ドラマ 前田正名-龍馬が託した男-』(2019年2月5日、鹿児島テレビ) - 岸良彦七 役
  • 『100文字アイデアをドラマにした!』(2019年11月、テレビ東京) - 主人公の兄 役
  • 『大河ドラマ 麒麟がくる』(2020年1月-12月、NHK)
  • 『大河ドラマ 青天を衝け』(2021年1月-12月、NHK)
  • 『恋とか愛とか(仮)』(2020年3月27日、広島ホームテレビ、鹿児島放送) - トモキ 役
  • 『居酒屋兆治』(2020年3月28日、NHK BSプレミアム) - 回想の兆治 役
  • 『風よ あらしよ』(2022年3月31日、NHK BS8K) - 末松福太郎 役
  • 『連続テレビ小説 ちむどんどん』(2022年4月-9月、NHK)
  • 『婚活食堂』 (2023年4月-7月、BSテレビ東京)
  • クラスメイトの女子、全員好きでした 第3話・最終話(2024年7月26日・9月12日、読売テレビ・日本テレビ系列) - 三宅健太郎(青年期) 役
  • 潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官 第4話・第5話(2024年10月26日・11月2日、日本テレビ) - 旭奏多 役池田倫太朗 - 文学座

映画

  • 『大綱引の恋』(2021年、ショウゲート) - 濵田克之 役
  • 『護られなかった者たちへ』(2021年、松竹)※声の出演
  • 『風よ あらしよ劇場版』(2024年、太秦)

舞台

  • 「越前竹人形」(2016年、文学座)
  • 「霙ふる」(2016年、文学座)
  • 「野良女」(2017年、文学座)
  • 「あなた、私と住んでみませんか?」(2017年、文学座)
  • 「潮のバッキャロー」端島・軍艦島編(2017年、文学座)
  • 「ケンジ先生」(2017年、文学座)
  • 「近松心中物語」(2018年、文学座)
  • 「君といつまでも」(2018年、文学座)
  • 「となりのとむらい」(2018年、文学座)
  • 「かのような私〜或いは斎藤平の一生」 (2018年、文学座)
  • 「寒花」 (2019年、文学座)
  • 「ガラスの動物園」 (2019年、文学座)
  • 「貫く閃光、彼方へ」(2021年、文学座)
  • 「ガラスの動物園」旅公演(2022年、文学座)
  • 「いじけた神様」 (2023年、文学座)
  • 「ふるあめりかに袖はぬらさじ」 (2023年、文学座)
  • 「1925→2025」(2025年、劇団アレン座)

外部リンク

  • 文学座 池田倫太朗 (https://www.bungakuza.com/member/prof/ikeda-rintaro.htm)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/10 10:10 UTC (変更履歴
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