リー・アイザック・チョン
米コロラド州デンバーに韓国系移民2世として生まれ、アーカンソーの田舎の小規模農場で育つ。イェール大学で生態学を専攻するも在学中に転向し、2004年にユタ大学で映画学の修士号を取得。ルワンダで製作した低予算の長編監督デビュー作「ムニュランガボ」(07)がカンヌ国際映画祭で絶賛を浴び、第2作「ラッキー・ライフ」(10)もカンヌを始め世界各地の映画祭で高い評価を得た。「アビゲイル・ハーム」(12)、ドキュメンタリー「I Have Seen My Last Born」(15)を経て、農家としての成功を夢見てアメリカに渡った韓国系移民を描く「ミナリ」(20)を手がける。同作はサンダンス映画祭で観客賞とグランプリを受賞し、ゴールデングローブ賞外国語映画賞にもノミネートされた。