マリア・バカローバ : ウィキペディア(Wikipedia)
マリア・バカローヴァ( 、英語:Maria Bakalova)は、ブルガリアの女優、モデルである。2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』により国際的に知られるようになり、ブルガリア人としては史上初めてアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞助演女優賞、クリティクス・チョイス・アワードなどにノミネートされた。
生い立ち
ブルガスで生まれる。6歳の頃から歌のレッスンとフルートの演奏を始めている。バカローヴァはブルガスの国立芸術学校で演劇を専攻した。さらにソフィアので演劇を専攻し、2019年に卒業した。
キャリア
2017年に女優としてのキャリアが始まり、『XII A』(2017年)、『Transgression』(2018年)、『Angels』(2018年)、『Kalinka』(2018年)、『The Father』(2019年)、『Last Call』(2020年)、『Women do cry』(2021年)といったブルガリア映画に出演した。
2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』では架空のカザフスタン人記者のの娘のトゥーター・サグディエフを演じた。当初はイリーナ・ノヴァクと発表されていたが、その後の報道でバカローヴァの関与が判明した。バカローヴァはブルガリア人俳優のによって候補を探していたキャスティングディレクターのナンシー・ビショップに紹介されていた。
2020年11月、バカローヴァがクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーと契約したことが報じられた。
フィルモグラフィ
映画
| 年 | 題名 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2017 | XIIa | メレナ | |
| 2018 | Ангели | アンジェラ | |
| Трансгресия | ヤナ | ||
| 2019 | По стечение на обстоятелствата | タクシーの少女 | |
| Dream Girl | ドリームガール | ||
| Бащата | ヴァレンティナ | ||
| 2020 | Като за последно | アレクサンドラ | |
| 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画Borat Subsequent Moviefilm | トゥーター・サグディエフ | 日本劇場未公開 | |
| 2022 | ザ・バブルThe Bubble | アニカ | Netflixオリジナル映画 |
| BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズBodies Bodies Bodies | ビー | 日本劇場未公開 | |
| 2023 | Guardians of the Galaxy Vol. 3 | コスモ | 声の出演 |
| 2024 | The Apprentice | イヴァナ・トランプ |
テレビシリーズ
| 年 | 題名 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2015 | Типично | マリア | 計4話出演 |
| 2022 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャルThe Guardians of the Galaxy Holiday Special | コスモ | 声の出演Disney+配信テレビスペシャル |
| 2024 | クリーチャー・コマンドーズCreature Commandos | イラナ・ロストヴィッチ女王 | 声の出演 |
受賞とノミネート
| +マリア・バカローヴァの受賞とノミネート | ||||
| 年 | 賞 | 部門 | 候補作 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2018 | オルタナティブ映画祭 | 女優賞 | Трансгресия | |
| クイーン・パーム国際映画祭 | ||||
| 2020 | EDA賞 | 助演女優賞 | 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画 | |
| 大胆な演技賞 | ||||
| ボストン・オンライン映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| シカゴ映画批評家協会 | ||||
| 有望俳優賞 | ||||
| シカゴ・インディ批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| コロンバス映画批評家協会 | ||||
| デンバー映画批評家協会 | ||||
| フロリダ映画批評家協会 | ||||
| ブレイクアウト賞 | 次点 | |||
| ゴールデングローブ賞 | 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | |||
| グレーター・ウェスタン・ニューヨーク映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| ヒューストン映画批評家協会 | ||||
| インディアナ映画ジャーナリスト協会 | ||||
| ブレイクアウト賞 | ||||
| カンザスシティ映画批評家協会 | 助演女優賞 | 次点 | ||
| ロンドン映画批評家協会 | ||||
| ミュージックシティ映画批評家協会 | ||||
| 全米映画批評家協会 | ||||
| ニューヨーク映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| ニューヨーク映画批評家オンライン | ブレイクスルー俳優賞 | |||
| ノースカロライナ映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| ノースダコタ映画批評家協会 | ||||
| ノーステキサス映画批評家協会 | ||||
| 新人賞 | ||||
| オンライン映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| フィラデルフィア映画批評家協会 | 次点 | |||
| サンディエゴ映画批評家協会 | ||||
| コメディ演技賞 | 次点 | |||
| ブレイクスルーアーティスト賞 | ||||
| サンフランシスコ映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| サテライト賞 | 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | |||
| セントルイス映画批評家協会 | 助演女優賞 | 次点 | ||
| 2021 | アカデミー賞 | 助演女優賞 | ||
| AACTA賞 | 国際助演女優賞 | |||
| アトランタ映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| 英国アカデミー賞 | 助演女優賞 | |||
| クリティクス・チョイス・アワード | 助演女優賞 | |||
| ダラス・フォートワース映画批評家協会 | 4位 | |||
| ゴールデンラズベリー賞 | 最低スクリーンコンボ賞 (ルディ・ジュリアーニと共に) | |||
| フェニックス映画批評家協会 | ブレイクスルー演技賞 | |||
| 全米映画俳優組合賞 | 助演女優賞 | |||
| シアトル映画批評家協会 | 助演女優賞 | |||
| トロント映画批評家協会 | ||||
| ユタ映画批評家協会 | ||||
| バンクーバー映画批評家協会 | ||||
| ワシントンD.C.映画批評家協会 |
注釈
出典
外部リンク
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