マリア・バカローバ : ウィキペディア(Wikipedia)

マリア・バカローヴァ( ; 1996年6月4日 - )は、ブルガリアの女優、モデルである。2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』により国際的に知られるようになり、ブルガリア人としては史上初めてアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞助演女優賞、などにノミネートされた。

生い立ち

ブルガスで生まれる。6歳の頃から歌のレッスンとフルートの演奏を始めている。バカローヴァはブルガスの国立芸術学校で演劇を専攻した。さらにソフィアので演劇を専攻し、2019年に卒業した。

キャリア

2017年に女優としてのキャリアが始まり、『XII A』(2017年)、『Transgression』(2018年)、『Angels』(2018年)、『Kalinka』(2018年)、『The Father』(2019年)、『Last Call』(2020年)、『Women do cry』(2021年)といったブルガリア映画に出演した。

2020年のモキュメンタリー映画『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』では架空のカザフスタン人記者のの娘のトゥーター・サグディエフを演じた。当初はイリーナ・ノヴァクと発表されていたが、その後の報道でバカローヴァの関与が判明した。バカローヴァはブルガリア人俳優のによって候補を探していたキャスティングディレクターのナンシー・ビショップに紹介されていた。

2020年11月、バカローヴァがクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーと契約したことが報じられた。

フィルモグラフィ

映画

日本語題原題 役名 備考
2017 XIIa メレナ
2018 Ангели アンジェラ
Трансгресия ヤナ
2019 По стечение на обстоятелствата タクシーの少女
Dream Girl ドリームガール
Бащата ヴァレンティナ
2020 Като за последно アレクサンドラ
続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画Borat Subsequent Moviefilm トゥーター・サグディエフ
2022 ザ・バブルThe Bubble アニカ
BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズBodies Bodies Bodies ビー
2023 Guardians of the Galaxy Vol. 3 コスモ 声の出演

テレビシリーズ

日本語題原題 役名 備考
2015 Типично マリア 計4話出演
2022 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャルThe Guardians of the Galaxy Holiday Special コスモ 声の出演Disney+配信テレビスペシャル
TBAクリーチャー・コマンドーズCreature Commandosイラナ・ロストヴィッチ女王声の出演

受賞とノミネート

+マリア・バカローヴァの受賞とノミネート
部門 候補作 結果
2018 オルタナティブ映画祭 女優賞Трансгресия
クイーン・パーム国際映画祭
2020EDA賞 助演女優賞 続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
大胆な演技賞
ボストン・オンライン映画批評家協会 助演女優賞
シカゴ映画批評家協会 助演女優賞
有望俳優賞
シカゴ・インディ批評家協会 助演女優賞
コロンバス映画批評家協会 助演女優賞
デンバー映画批評家協会 助演女優賞
フロリダ映画批評家協会 助演女優賞
ブレイクアウト賞 次点
ゴールデングローブ賞映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)
グレーター・ウェスタン・ニューヨーク映画批評家協会助演女優賞
ヒューストン映画批評家協会助演女優賞
インディアナ映画ジャーナリスト協会助演女優賞
ブレイクアウト賞
カンザスシティ映画批評家協会 助演女優賞 次点
ロンドン映画批評家協会助演女優賞
ミュージックシティ映画批評家協会 助演女優賞
全米映画批評家協会助演女優賞
ニューヨーク映画批評家協会 助演女優賞
ニューヨーク映画批評家オンライン ブレイクスルー俳優賞
ノースカロライナ映画批評家協会 助演女優賞
ノースダコタ映画批評家協会 助演女優賞
ノーステキサス映画批評家協会 助演女優賞
新人賞
オンライン映画批評家協会 助演女優賞
フィラデルフィア映画批評家協会 助演女優賞 次点
サンディエゴ映画批評家協会 助演女優賞
コメディ演技賞 次点
ブレイクスルーアーティスト賞
サンフランシスコ映画批評家協会 助演女優賞
サテライト賞 映画主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)
セントルイス映画批評家協会 助演女優賞 次点
2021 アカデミー賞 助演女優賞
AACTA賞 国際助演女優賞
アトランタ映画批評家協会 助演女優賞
英国アカデミー賞 助演女優賞
クリティクス・チョイス・アワード 助演女優賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会 助演女優賞 4位
助演女優賞
ゴールデンラズベリー賞 最低スクリーンコンボ賞 (ルディ・ジュリアーニと共に)
フェニックス映画批評家協会 ブレイクスルー演技賞
全米映画俳優組合賞 助演女優賞
シアトル映画批評家協会 助演女優賞
トロント映画批評家協会 助演女優賞
ユタ映画批評家協会 助演女優賞
バンクーバー映画批評家協会 助演女優賞
ワシントンD.C.映画批評家協会 助演女優賞

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/02 11:10 UTC (変更履歴
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