佐藤マコト : ウィキペディア(Wikipedia)

佐藤 マコト(さとう マコト、1963年 - )は、日本の漫画家。東京都出身。男性。鈴木由美子の専属アシスタントを経て、デビュー。

来歴

1963年に東京都で生まれる。高校を卒業後、建築会社やアニメーションの会社で働く。その後、雑誌の広告でアシスタント募集を見て、岡田ユキオのアシスタントとなる。プロアシスタントとしていろいろな現場で経験を積み、1995年に読み切り『個人世界』が『ヤングマガジン増刊赤BUTA』(講談社)に掲載され、デビューを果たす。1997年に『箱入り娘』が第2回MANGA OPENで入選する。

1999年、『モーニング新マグナム増刊』No.11より『サトラレ』の連載を開始。同作は2001年に『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』のタイトルで実写映画化され、2002年にテレビドラマ化された。2005年に『サトラレneo』の連載を開始。

2007年、『プレイコミック』の「創刊39周年記念連載攻勢第1弾」作品として、医療サスペンスを題材とした『逃亡医F』の連載を開始。2009年11月、『コミックフラッパー』(メディアファクトリー)にて、「新時代を開く新連載」として4作品の連載が開始され、その1作として「ハートフルSFコメディ」の『轟け!鉄骨くん』をスタートさせる。

代表が本そういち、副代表が葉月京によるボランティア団体が主催する、34名の漫画家による子どもたちの未来のためのチャリティオークションが2010年1月から開催され、佐藤も参加。

2013年9月、『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)18号より吸血鬼のラブコメディ『Qの系譜』の連載を開始。2021年11月に『逃亡医F』のテレビドラマ化が発表される。

作品リスト

連載

  • サトラレ(『モーニング新マグナム増刊』1999年No.11 - 2001年20号、『イブニング』2001年1月号 - 2005年1号、全8巻)
    • サトラレneo(『イブニング』2005年22号 - 2006年21号、全2巻) - 『サトラレ』の続編。
    • サトラレ〜嘘つきたちの憂鬱〜(『コミックDAYS』2018年5月 - 2019年10月3日、全4巻) - 原作担当、作画は伊鳴優子。
  • RODIN(原作:谷津弘幸、『ヤングチャンピオン』2005年19号 - 2006年15号、全2巻)
  • 逃亡医F(原作:伊月慶悟、『プレイコミック』2007年15号 - 2008年19号) - 紙の単行本は未刊行電子書籍限定で配信。。
  • 無修正学級狩られ屋(『ケータイ★まんが王国』描き下ろし連載同時に連載前のデビュー作読み切りも配信された。、全3巻)
  • 轟け!鉄骨くん(『コミックフラッパー』2009年12月号 - 2011年7月号、全2巻)
  • Qの系譜(『ヤングガンガン』2013年18号 - 2014年15号、全2巻)

読切

  • 個人世界(『ヤングマガジン増刊赤BUTA』)
  • 箱入り娘(『モーニング』)
  • ブラック・ジャック ALIVE 「ピノコの恋」(『ヤングチャンピオン』2005年7号) - 『ブラック・ジャック』のリメイク作品集の一編。
  • 酔いどれインターポール(原作:花形怜、『モーニング食』1号、2号、2011年 - 2012年)
  • 『超人ロック』トリビュート読み切り(『ヤングキングアワーズ』2017年1月号) - 『超人ロック』ファンの漫画家による同作を題材に読み切りを描く企画の第1弾作品、アンソロジー『超人ロック異聞』に収録

その他

  • 「June Bride ○○は俺の嫁!!」特集(『コミックフラッパー』2010年7月号) - コメントとイラスト
  • 東日本大震災被災地への応援メッセージイラスト(『コミックフラッパー』公式サイト2011年3月公開) - 『フラッパー』の作家として寄稿

活動など

  • 2011年7月8日、新宿ロフトプラスワンにて開催の『超人ロック』ファンイベント「超人ロック SPECIAL NIGHT 2011」にゲスト出演。
  • 2015年8月3日、赤松健がGYAO!とJコミックテラスを設立し、記者会見が行われ、そこで赤松の事業に賛同する漫画家の1人として佐藤の応援メッセージが発表された。
  • 2016年3月20日、東京都立川市子ども未来センターにて、立川まんがぱーくのオープン3周年記念イベント「立川まんがぱーくまつり」を開催。イベントのトークショーに佐藤が出演。

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/29 07:09 UTC (変更履歴
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