坂元裕二
大阪府出身。19歳のとき、第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し脚本家デビュー。以降「同・級・生」(89)、「東京ラブストーリー」(91)、「二十歳の約束」(92)、「愛し君へ」「ラストクリスマス」(ともに04)、「西遊記」(06)など、フジテレビ月曜9時台の連続ドラマを数多く手がける。「わたしたちの教科書」(07)で向田邦子賞、「Mother」(10)で橋田賞、「それでも、生きてゆく」(11)で芸術選奨新人賞、「最高の離婚」及び「Woman」(ともに13)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「カルテット」(17)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。その他のTVドラマ脚本に「問題のあるレストラン」(15)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)、「anone」(18)など。戯曲「またここか」(17)では岸田國士戯曲賞の最終候補となる。映画では「世界の中心で、愛を叫ぶ」「ギミー・ヘブン」(ともに04)などの脚本に参加。土井裕泰監督作「花束みたいな恋をした」(21)で、自身初となる映画オリジナル脚本を手がけた。2016年より東京藝術大学大学院教授。