坂田直樹 : ウィキペディア(Wikipedia)
坂田 直樹 (さかた なおき、1981年 - )は日本の現代音楽の作曲家である。
略歴
1981年、京都府生まれ。2007年、愛知県立芸術大学を首席で卒業後、渡仏し、翌2008年にエコールノルマル音楽院で高等ディプロマを取得。2013年にパリ国立高等音楽院の作曲科でステファノ・ジェルヴァゾーニに師事。
2017年から2018年にかけて、彼の管弦楽作品「組み合わされた風景」が武満徹作曲賞、尾高賞、芥川作曲賞の3つの作曲賞を受賞した。1作品による3つの作曲賞の受賞は先述の3つの賞の歴史上初である。
2020年4月から2023年5月まで、名古屋フィルハーモニー交響楽団の3代目コンポーザー・イン・レジデンスを務めた。
受賞歴
- 入野賞 (2015年、光の化石)
- 武満徹作曲賞 (2017年、組み合わされた風景)
- 尾高賞 (2018年、組み合わされた風景)
- 芥川作曲賞 (2018年、組み合わされた風景)
主要作品
管弦楽作品
- 組み合わされた風景 (2016)
- 手懐けられない光 (2020)
- 拍動する流れ (2020)
協奏曲
- ミラージュ・ソング (2017-2018、アコーディオンと10人の楽器奏者のための協奏曲)
- ミラージュ・ラインズ (2019、トランペットと弦楽合奏のための協奏曲)
- ピアノ小協奏曲 (2022)
室内楽作品
- 光の化石 (2013-2014)
- 胞子 (2018)
- 逃亡する炎 (2020)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/02 10:08 UTC (変更履歴)
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