トミー・コールドウェル : ウィキペディア(Wikipedia)

トミー・コールドウェル(Tommy Caldwell、1978年8月11日 - )はアメリカのロッククライマー/フリークライマー。ビッグウォールのフリークライミングからボルダリングまで幅広く手がける。

2008年当時、コロラド州においてアメリカ国内でも有数の難関ルートであるクリプトナイト(5.14d)やフレックス・ルーサー(5.14d/15a)を初登攀している。ヨセミテ国立公園エル・キャピタンでもフリークライミングによる初登を数多く記録している。2015年1月には、ケビン・ジョージソンとともにエル・キャピタンのドーン・ウォールのフリー初登を成し遂げ、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領からも祝福を受けた。

アメリカ国外では、2014年2月にアレックス・オノルドとともにパタゴニアのフィッツ・ロイの完全縦走に成功しオノルド(2016)P.266、ピオレドール賞を受賞した。また、ナショナル・ジオグラフィックの2015年アドベンチャーズ・オブ・ザ・イヤーのクライマー部門にも選出された(同賞のアルピニスト部門はウーリー・ステックが選出されている)。)

パタゴニアのクライミング・アンバサダーである。

主な登攀歴

  • 1999年: コロラド州フォートレス・オブ・ソリチュード クリプトナイト(5.14d) 初登
  • 2001年: コロラド州 ロングス・ピーク ハネムーン・イズ・オーバー (V 5.13) 初登(ビレイヤー:ベス・ロッデン)
  • 2003年1月: コロラド州 フォートレス・オブ・ソリチュード フレックス・ルーサー(5.14d/15a) 初登
  • 2003年6月: エル・キャピタン ウエスト・バットレス(VI 5.13c) フリー初登
  • 2004年: エル・キャピタン ダイヒードラル・ウォール(VI 5.14a) フリー初登
  • 2005年: エル・キャピタン ノーズ(VI 5.13) 第三登および四登(パートナー:ベス・ロッデン)
  • 2006年: フィッツ・ロイ リネア・ディ・エレガンザ(VI 5.11b A3 M7) フリー初登(パートナー:トファー・ドナヒュー、エリック・ロード)
  • 2008年: エル・キャピタン マジック・マッシュルーム(VI 5.14a) フリー初登 (パートナー:ジャスティン・ ショウ)
  • 2012年: ヨセミテ国立公園 トリプルクラウン(5.13a) 完全フリー初登 (パートナー:アレックス・オノルド
  • 2014年2月: フィッツ・ロイ 初完全縦走(パートナー:アレックス・オノルド。2015年ピオレドール賞受賞。)
  • 2015年1月: エル・キャピタン ドーン・ウォール(5.14d) フリー初登(パートナー:ケビン・ジョージソン)

エピソード

  • 2000年8月、キルギスタンで反政府組織に捉えられ、人質となった。監視者を崖から突き落とし、逃げ出すことに成功した。
  • 2001年、テーブルソーで左手人差し指を切断した。一度は接合手術を受けたが、クライミングの妨げになるとして、再度除去した。
  • フィッツ・ロイにちなみ、息子を「フィッツ」と名付けた。

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2018/10/03 12:50 UTC (変更履歴
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