ローラン・ビネ : ウィキペディア(Wikipedia)
ローラン・ビネ(、1972年7月19日 - )は、フランスの小説家。
人物・経歴
1972年、フランス・パリで生まれた。パリ大学で現代文学を修め、兵役でフランス語教師としてスロヴァキアに赴任。その後、パリ第3大学、パリ第8大学で教鞭をとった。
2000年に Forces et faiblesses de nos muqueuses(我々の粘膜の強さと弱さ)でデビュー。2010年に発表した HHhH は高い評価を受け、2010年度のゴンクール賞最優秀新人賞と、2011年のリーヴル・ド・ポッシュ読者大賞を受賞した。また、英語訳版は英米各紙で絶賛され、ニューヨーク・タイムズの「100 Notable Books of 2012」に選ばれた。日本語版は2013年に出版され、本屋大賞翻訳小説部門で1位に選ばれるなど日本国内でも高い評価を受けた。同作は2017年に映画化された(邦題『ナチス第三の男』)。2015年には La Septième Fonction du langage(言語の第七の機能)でアンテラリエ賞受賞。
邦訳作品
- 『HHhH プラハ、1942年』高橋啓訳、2013年、東京創元社、海外文学セレクション
- 『言語の七番目の機能』高橋啓訳、2020年、東京創元社、海外文学セレクション
- 『文明交錯』橘明美訳、2023年、東京創元社、海外文学セレクション
作品
- Forces et faiblesses de nos muqueuses(2000年)
- La Vie professionnelle de Laurent B.(2004年)
- HHhH(2010年)
- 『HHhH プラハ、1942年』高橋啓訳、2013年、東京創元社
- Rien ne se passe comme prévu(2012年)
- La Septième Fonction du langage(2015年)
- 『言語の七番目の機能』高橋啓訳、2020年、東京創元社
- Qu'est-ce que la gauche ?(共著、2017年)
- Civilizations(2019年)- アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞
- 『文明交錯』 橘明美訳、2023年、東京創元社
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/13 02:16 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.