石川亮 : ウィキペディア(Wikipedia)

石川 亮(いしかわ りょう、1995年7月20日 - )は、神奈川県川崎市出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴

プロ入り前

川崎市立橘中学校在学時は中学硬式野球クラブの強豪である武蔵府中シニアに所属、3年時には主将としてチームを全国3位に導いた。

帝京高校入学後の夏には第93回全国高等学校野球選手権大会東東京都大会に1年生ながらベンチ入りを果たすと同時に帝京高校野球部では史上初となる1年生での正捕手に抜擢、2学年上の伊藤拓郎投手とのバッテリーで東東京都大会を制覇し甲子園への出場を果たした。

優勝候補本命としての出場となった甲子園初戦は大谷翔平を擁する花巻東を乱打戦の末に破るが、2回戦の八幡商戦では9回土壇場まで3点をリードしていながら逆転満塁本塁打を喫し2回戦敗退となった。その後は3年時の春季東京都大会で優勝を果たしたが、再度の甲子園出場はできなかった。高校通算22本塁打。

10月24日に行われたドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズから8位指名を受け、入団した。背番号は68

日本ハム時代

10月2日、対埼玉西武ライオンズ24回戦(西武ドーム)、8番・捕手で一軍先発初出場。2回表に初打席を迎え牧田和久から右前に3点適時三塁打を打った。試合には負けたが盗塁も1つ刺した。一軍での出場はこの1試合のみであった。

は、前年の正捕手大野奨太が右肘痛を発症し開幕に間に合わず、二番手捕手の市川友也もヘルニアの手術の影響で開幕に間に合わなかった関係で開幕ベンチ入りを果たす。4月末に大野が復帰しても捕手3人体制だったこともあり二軍落ちはしなかったものの、6月後半に市川の復帰で二軍落ちした。8月18日に一軍復帰したが、閉幕直前の9月28日に一軍登録を抹消され2015年の一軍でのシーズンを終えたが27試合を記録した。

は、32試合に出場し11安打を打った。

は、最多勝を獲得した有原航平の女房役として先発マスクを被るなど、46試合に出場した。しかし、宇佐見真吾のトレード加入により出番は減り、8月12日に二軍に降格するとそのままシーズンを終えた。

は、17試合の出場にとどまり、シーズン中に打撃フォームの変更も試みたが、打率も.143と振るわなかった。

は、チームが開幕から低迷する中4月末にスタメンマスクで出場し以後自己最多の60試合の出場を果たす。特にこの年新人で活躍した伊藤大海との相性を買われ、契約更改では600万円増の年俸1700万円で契約を更改。

は、前年の半分以下の出場数に終わった。

オリックス時代

2022年11月10日、 齋藤綱記とのトレードでオリックス・バファローズに移籍することが発表された。背番号は37

は、3度目のスタメン起用となった9月26日の西武戦(京セラドーム)で移籍初安打を記録する。若月健矢、森友哉に次ぐ3番手捕手として控え、14試合の出場に留まったが、盛り上げ役に徹し、リーグ優勝を果たしたチームを支えた。

選手としての特徴・人物

  • 優れたキャッチングと強肩に加え、意外性のあるインサイドワークが魅力の捕手。
  • 愛称は「いしりょ」、「イシリョウ」。
  • 明るい人柄の持ち主であり、投手陣と密なコミュニケーションを図っている。
  • 4歳時に空手を始め、小学校時代は全国大会で優勝した経験もあるが、その後野球に専念した。
  • 野球においては右投右打だが、日常生活は全て左利き。
  • プロゴルファーの石川遼とは、同姓同名であり、入団会見時に「ゴルフ界には同じ名前の読で有名な方がいるので、野球の石川亮を1年目から浸透させていきたいです。」と語っている。
  • スタジアム内での選手表記は、フルネームの『石川亮』。
  • 理容組合北海道日本ハムファイターズ後援会が球団とコラボレーションして、毎年の最新ヘアデザインのモデルを若手選手の中よりファン投票で選出している企画「ファイターズスタイル」の2020年度モデルに選ばれた。

詳細情報

年度別打撃成績

日本ハム1441101033000000010.250.250.7501.000
2731281620083000210090.214.226.286.512
1000000000000000000----------------
3257504113001430020401161.220.291.280.571
4686753153001830090200292.200.221.240.461
1722210310041001000080.143.143.190.333
6012310862020022701110400213.185.214.204.418
2352453700073005020071.156.191.156.347
オリックス1411110100010000000030.091.091.091.182
通算:9年221386342186411107723012821301947.187.218.225.443
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度球団捕手
試合刺殺補殺失策併殺守備率捕逸企図数許盗塁盗塁刺阻止率
2014日本ハム181001.00011011.000
201527588021.0001862.250
2016120001.0000000----
20183112222001.000118135.278
20194519630011.000127225.185
202017577011.0001761.143
2021582833643.988147389.191
2022231151822.985016142.125
2023オリックス14363001.0000761.143
通算21787712569.994613110526.198
  • 2023年度シーズン終了時

記録

初記録
  • 初出場・初先発出場:2014年10月2日、対埼玉西武ライオンズ24回戦(西武ドーム)、8番・捕手で先発出場
  • 初打席・初安打・初打点:同上、2回表に牧田和久から右前3点適時三塁打

背番号

  • 68(2014年 - 2022年)
  • 37(2023年 - )

登場曲

  • 「3 2 1」 - SHINee(2016年 - 2019年)
  • 「BOOMBAYAH」 - BLACKPINK(2019年)
  • 「おかん〜yet〜」 - ベリーグッドマン(2020年 - 2021年)
  • 「俺は俺」 - SEAMO(2021年)
  • 「明日」 - ベリーグッドマン(2022年)
  • 「2002」 - Anne-Marie(2022年)
  • 「一歩前へ」 - INFINITY16 & WARSAN(2023年)

注釈

出典

参考文献

  • 296ページ参照。
  • 52ページ参照。

関連項目

  • 神奈川県出身の人物一覧
  • 北海道日本ハムファイターズの選手一覧
  • オリックス・バファローズの選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/11 11:26 UTC (変更履歴
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