ニック・ゴードン : ウィキペディア(Wikipedia)

ニコラス・チャド・ゴードンNicholas Chad Gordon, 1995年10月24日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州ハイランズ郡出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。MLBのマイアミ・マーリンズ所属。

父は「フラッシュ」の愛称で知られた元メジャーリーガー(投手)のトム・ゴードンで、兄は同じくメジャーリーガー(内野手)のディー・ストレンジ=ゴードンである。

経歴

プロ入りとツインズ時代

のMLBドラフト1巡目(全体5位)でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級でプロデビュー。57試合に出場して打率.294、1本塁打、28打点、11盗塁を記録した。

はA級シーダーラピッズ・カーネルズでプレーし、125試合に出場して打率.277、1本塁打、58打点、25盗塁を記録した。

はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、116試合に出場して打率.291、3本塁打、52打点、19盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、に所属した。

にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは8位、ツインズの組織内では1位にランクインした。シーズンではAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、122試合に出場して打率.270、9本塁打、66打点、13盗塁を記録した。6月28日には同年のオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された。

2月6日にメジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加することが球団から発表された。シーズンではAA級チャタヌーガとAAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレーし、2球団合計で141試合に出場して打率.248、7本塁打、49打点、20盗塁を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした。

はAAA級ロチェスターでプレーし、70試合に出場して打率.298、4本塁打、40打点、14盗塁を記録した。

はCOVID-19の影響でシーズン中止となったため、公式戦での出場は無かった。

4月24日にターゲットでシェパーズパイを買っている時にAAA級セントポール・セインツの監督であるトビー・カーデンハイアーから電話がかかり、MLBに昇格することを報告された。4月23日にメジャー初昇格を果たしたが、出場機会が無いまま26日に降格した。5月3日にAAA級セントポールへ配属され、開幕ロースター入りしたが、出場機会が無いまま、5月4日に再びMLBに昇格した。メジャーデビューとなった6日のテキサス・レンジャーズ戦にて「7番・二塁手」で先発出場してメジャー初安打と初盗塁を記録した。

は138試合の出場で、打率.272、9本塁打、50打点、OPS.743とまずまずの成績を残した。また、この年は投手としても4試合に登板したが、9失点、防御率22.09、WHIP3.82と打ち込まれた。

はシーズン途中に右の脛を痛めた影響もあり、わずか34試合の出場に留まり、打率.176、2本塁打、7打点、OPS.504と前年から大幅に成績を落とした。

マーリンズ時代

2月11日にスティーブン・オカートとのトレードでマイアミ・マーリンズに移籍した。また、前日にはツインズとの年俸調停に敗れたばかりだった。

プレースタイル

兄のディーと同様に身体は小さいが、運動能力抜群で、特に強肩と打撃のバットコントロールが光る。守備はポカが多く、評価が割れている「2017 - 2021 全30球団未来予想図 ミネソタ・ツインズ」『月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 44頁「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 36頁。

詳細情報

年度別打撃成績

MIN7321620019489147123101011203557.240.292.355.647
138443405451182849173506436191101058.272.316.427.743
34939113165122970010100111.176.185.319.504
MLB:3年245752696771744261527380165473211317116.250.293.392.685
  • 2023年度シーズン終了時

年度別投手成績

2022MIN400000000----253.21024000009922.093.82
MLB:1年400000000----253.21024000009922.093.82
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備
年度球団投手(P)
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2022MIN40000----
MLB40000----
内野守備
年度球団二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率
2021MIN17202318.97720210.667141423041.000
2022364667416.966102001.0001791927.933
202311921081.000-20000----
MLB6475111532.97430410.800332342211.970
外野守備
年度球団左翼(LF)中堅(CF)右翼(RF)
試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率試合刺殺補殺失策併殺守備率
2021MIN1170001.00034641001.000110001.000
20226294210.9903867121.971-
202312100001.0002036010.973-
MLB85111210.99192167231.983110001.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB
  • オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2017年)

背番号

  • 1(2021年 - 2023年)

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 G
  • 親子のメジャーリーグベースボール選手一覧
  • 兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/07 12:06 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「ニック・ゴードン」の人物情報へ