西条みつとし : ウィキペディア(Wikipedia)

西条 みつとし(さいじょう みつとし、1978年4月12日 - )は、日本のドラマ・映画監督、脚本家。演出家、劇作家、放送作家、TAIYO MAGIC FILM 主宰。千葉県立幕張総合高等学校卒業。

2010年3月までは「あれきさんだーおりょう」名義でピン芸人として活動していた。

略歴

東京NSC3期生出身。卒業後、1年してワタナベエンターテインメントに所属する。

1997年にお笑いコンビ・ノンストップバスを結成し、そこでボケを担当していたが2003年に解散。その後はピン芸人・あれきさんだーおりょうとして活動する。因みに当時の相方は現在ピン芸人として活動しているAMEMIYAである。

2008年には、同じ事務所所属のよろこんで佐藤との期間限定コンビ、ひょろりんずとしても活動。

2010年3月で、芸人活動を辞め、同年4月より、西条みつとしとしてバイきんぐなどのコント作家や、番組の放送作家として活動。劇作家、演出家としても活動。

2012年5月、劇団太陽マジック旗揚げ。2015年9月、劇団太陽マジックの名称をTAIYO MAGIC FILMに改名。以降、映画・ドラマ・舞台の【監督】【演出】【脚本】などの仕事をしている。同時に、俳優・お笑い芸人の講師業も行っている。

人物

ピン芸人時代、「さおとめ」という芸名で一時期活動していたが、程なくして「あれきさんだーおりょう」に改名している。「あれきさんだーおりょう」という芸名の名付け親はネプチューンの名倉潤である。

青木さやかによる「青木軍団」の一員でもあり、青木とは親交が深かった。

同期には、ザブングル、トータルテンボス・サイクロンZ・髭男爵山田ルイ53世・キングオブコメディ今野浩喜などがいる。

ピン芸人時代の芸風

「呪い」ネタ
  • 「丑の刻参り」を彷彿とさせる白装束姿に扮し、藁人形に釘を打ちつけながら「呪ってやる!呪ってやる!」と連呼し、日頃の恨みを晴らしていくというネタ。主にエンタの神様でこのネタを披露して知名度をあげた。
男前劇場
  • ネタの内容としてはまず冒頭で「お・と・こ・ま・え~、俺お・と・こ・ま・え~♪」と言う所から始まり、その後自身が体験した「かっこいい話」を披露した後ネタのブリッジとして「お・と・こ・ま・え~」というフレーズを挟む。それを何度か繰り返した後、最後に「お・と・こ・ま・え~だろうか~?」で締めるというものである。
  • 「爆笑オンエアバトル」ではこのネタで参戦し、3勝2敗の成績を残す。コンビ時代にも「爆笑オンエアバトル」に参戦経験があり、1度だけオンエアを果たしている。

映画

監督・脚本

  • HERO~2020~(2020年)監督・脚本
  • 短編映画 JURI(2019年)監督・脚本

脚本

  • 名も無き世界のエンドロール(2021年)脚本
  • 短編映画 Hitch×Hook(2021)脚本
  • blank13(2018年)脚本
  • ゆらり(2017年)原作・脚本
  • 関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!(2017年)脚本

映画 受賞歴

  • 「blank13」シドニー・インディ映画祭 最優秀脚本 受賞
  • 「blank13」ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017 大賞(作品賞) 受賞
  • 「JURI」ええじゃないか とよはし映画祭2019 とよはし未来賞(審査員賞)受賞
  • 「JURI」SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 ノミネート

テレビドラマ

監督・脚本

  • 劇団スフィア(2019年10月、TOKYO MX)監督・脚本
  • 面白南極料理人(2019年1月 - 3月、BSテレビ東京)監督・脚本

脚本

  • めぐる。(2021年12月 フジテレビ)全10話 脚本
  • めぐる。FOD版(2021年12月-2022年1月 FOD)1・2・7・最終話 脚本
  • シェフは名探偵(2021年5月 - 8月、テレビ東京)第4話 - 第7話 脚本
  • あなた犯人じゃありません (2021年1月 - 3月)第5話脚本
  • Soldiers~慈しむ者たち~ (2020年12月 - 3月、dTVチャンネル)脚本
  • もやモ屋(NHK・Eテレ)第2回【おもしろい子はいい子?悪い子?】脚本(2019年10月・11月)
  • ブスだってI LOVE YOU(2018年12月28日、テレビ朝日)脚本
  • ○○な人の末路(2018年、日本テレビ)脚本
  • オー・マイ・ジャンプ! 〜少年ジャンプが地球を救う〜(2018年、テレビ東京)脚本
  • 下北沢ダイハード 第1話(2017年7月21日、テレビ東京)脚本

ドラマ 受賞歴

  • 「シェフは名探偵」 ギャラクシー賞 奨励賞 受賞
  • 「面白南極料理人」 ギャラクシー賞 奨励賞 受賞

著書

  • 小説「アノニマス 警視庁指殺人対策室」光文社
  • 笑わせる技術〜世界は9つの笑いでできている〜(2020/5)光文社新書

バラエティ(放送作家)

  • TEEN!TEEN!(RKB毎日放送)
  • 宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!(日本テレビ)
  • 日10☆演芸パレード(TBS)
  • Shibuya Deep A(NHK)
  • 密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!(日本テレビ)
  • なるほど!ハイスクール(日本テレビ)
  • ホリケンタス(テレビ東京)
  • アナウンサーの日進月歩 朗読劇『木曜10時』脚本(日本テレビ)
  • 要博士の異常な映画愛(テレビ東京)

お笑い講師(お笑いライブ作家)

  • ワタナベエンターテインメントライブ(WEL)作家 2011〜
(ハナコ・はなしょー・Aマッソ・サンシャイン池崎・あばれる君 他)
  • ワタナベコメディスクール 講師 2012〜
教え子【四千頭身・フワちゃん・土佐兄弟・金の国・丸山礼ワタリ119厚切りジェイソン・アンゴラ村長(にゃんこスター)他】
  • ソニー・ミュージック 作家 2010〜
(バイきんぐ・錦鯉 他)

舞台

TAIYO MAGIC FILM 公演

  • 旗揚げ公演(2012年5月)『HERO』
  • 第2回公演(2012年11月)『ウェディング・ドレス』
  • 第3回公演(2013年4月)『サクラサクコロ』
  • 第4回公演(2013年6月)『あかねの間』
  • 第5回公演(2013年11月)『ゆらり』
  • 第6回公演(2014年5月)『センチュリープラント。』
  • 第7回公演(2015年3月) 『ウエディングドレス2015』
  • 第8回公演(2015年6月) 『ゆらり2015』
  • 第9回公演(2015年11月) 『ぼくのタネ』
  • 第10回公演(2016年5月)『センチュリープラント2016』
  • 第11回公演(2016年10月)『サクラサクコロ2016』
  • 第12回公演(2017年9月)『時分自間旅行』
  • 番外公演ミニvo.1(2018年6月)『動き出すカーテン』
  • TAIYO MAGIC FILM 特別公演 第1弾(2019年2月)『自首する男 PREMIUM』
  • 第13回公演(2019年5月)『ぼくのタネ2019』
  • TAIYO MAGIC FILM プレゼンツ(2021年7月)『黒い箱の中に白い箱』
  • 10年目スペシャル本公演(2021年12月)『ゆらり2021/時分自間旅行2021』

外部公演

  • Kis-My-Ft2 主演○○な人の末路〜僕たちの選んだ××な選択〜』(2020年2月)(東京グローブ座)脚本・演出
  • タイキマニアプロデュースvol.11 (2020年1月)『タチヨミ 第6巻』〈JURI〉(下北沢小劇場B1)脚本
  • 『にんけん』(2019年11月)(赤坂CHANCEシアター)演出
  • 『スーパーコントライブ』(2019年11月)(ARISE 舞の館)脚本・演出
  • 『HERO ~2019年夏~』(2019年7月)(ヒューリックホール東京)脚本・演出
  • Ojisan +(2019年6月)『女女女女嘘女女女女』〈JURI〉(中目黒キンケロ・シアター)脚本
  • テラスサイド 第1回公演(2019年6月)VR演劇『Visual Record ~記憶法廷~』(ウッディシアター中目黒)演出
  • 47ENGINE プロデュース(2019年1月)『ショートショートカーニバル ~さらば平成&ありがとう平成~』〈自首する男〉(コフレリオ新宿シアター)脚本
  • ZENRYOKU劇音団 第4回公演(2018年12月)『TWO BOX』〈電話ボックス〉(中野HOPE)脚本
  • ひだまりの樹 第19回朗読会(2018年9月)『ゆらり』(横浜人形の家4F/あかいくつ劇場)原作
  • タイキマニアプロデュースvol.5 (2018年1月)『タチヨミ 第4巻』(下北沢小劇場B1)脚本
  • Red Print Vol.4 (2018年1月)『DORON!〜くノ一編〜』(シアターグリーンBIG TREE THATER)脚本
  • リュンヌ企画vol.1(2017年3月)『サプライズパーラー』(参宮橋TRANCE MISSION)脚本
  • 宝映テレビプロダクションプロデュース公演Vol.16(2017時2月)『キズイタラ水たまりが出来ていた。』(シアターKASSAI)演出・脚本
  • タイキマニアプロデュースvol.4 (2017年1月)『タチヨミ 第3巻』(下北沢小劇場B1)脚本
  • 劇団福援隊 第10回公演(2016年8月) 『もしも、あの時…』 (電気ビルみらいホール) 脚本・演出
  • 宝映テレビプロダクションプロデュースVo.14(2016年2月) 『期間限定恋愛』(ウッディシアター中目黒)脚本・演出
  • スーパーエキセントリックシアター プロデュース BluePrint第5回公演(2015年6月)『鬼ヶ島』脚本
  • 劇団ショーマンシップ公演(2015年2月) 『九州の民話めぐり』脚本
  • 劇団福援隊YOUNG!!(2015年1月) 『優しいKIOKU』脚本・演出
  • ワタナベエンターテインメントプロデュース(2014年9月) 『自首する男』脚本・演出
  • 宝映テレビプロダクションプロデュース第12回公演(2014年7月)『いいわよ。』 脚本・演出
  • スーパーエキセントリックシアター プロデュースBluePrint第4回公演(2014年6月)『Monkey Magic』 脚本
  • 日本テレビ企画 劇団アイドル・リーグ(2014年3月)『怪人養成スクール・女子部』 脚本・演出
  • 劇団福援隊 第9回公演(2014年2月)『シアワセノBellが鳴る。』 脚本・演出
  • 劇団ショーマンシップ公演(2013年6月)『フチガミさんのフトモモtheファイナル』 脚本
  • スーパーエキセントリックシアター プロデュースBluePrint第3回公演(2013年6月)『DORON!』 脚本
  • ビジュアルボーイ10周年記念イベント シェイクスピア朗毒パフォーマンス(2012年11月)『ベースボーーール・ハムレット』 演出
  • 劇団福援隊 第8回公演(2012年10月)『しにがみ。』 脚本
  • スーパーエキセントリックシアタープロデュースBluePrint旗揚げ公演(2012年6月)『アグレソの石』 脚本
  • 劇団K助Presents「オムニー5」(2012年4月)『JURI』 脚本
  • 劇団福援隊YOUNG!!(2012年2月)『せせらぎの間』(再演) 脚本・演出
  • 東京セレソンデラックス番外公演「ガッツ・ザ・セレソン」(2012年1月)『CAKE』 脚本・演出
  • 劇団K助Presents「オムニー4」(2011年12月)『自主する男』 脚本・演出
  • 劇団K助Presents「オムニー3」(2011年8月)『夏に雪が降る』 脚本・演出
  • (2011年8月)『あかねの間』 脚本・演出
  • 劇団福援隊YOUNG!!(2011年5月)『町のちっちゃなレストラン』 脚本・演出
  • pnishプロデュース(2011年1月)『パニックカフェ』(2011年1月) 演出協力
  • 宝映テレビプロダクション新ユニット『素顔♪音符』第3回公演(2010年11月)『ポンポン島』 演出協力
  • 劇団K助Presents「オムニー2」(2010年8月)『球』 脚本・演出
  • 劇団K助Presents「オムニー」(2010年4月)『ウェディング・ドレス』 脚本・演出

あれきさんだーおりょうとして

  • エンタの神様(日本テレビ系)
    キャッチコピーは、「ワラ人形の恨み節」
    あれきさんだーおりょうMAXとしてのキャッチコピーは「崖っぷちの恨み節」
    ひょろりんずとしてのキャッチコピーは「あぶない笑市民」
  • 爆笑オンエアバトル(NHK)戦績3勝2敗 最高485KB
  • 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)
  • 音楽戦士 MUSIC FIGHTER(日本テレビ系) - 前説担当(~2009年3月)。
  • 大笑点(日本テレビ)
  • あらびき団 (TBSテレビ) - 2008年10月22日
  • ケータイ捜査官7(2009年、テレビ東京)
  • うたばん(TBSテレビ)
  • レッドシアター(フジテレビ)
  • NEWS23(TBSテレビ)
  • 美しき青木・ド・ナウ(テレビ朝日)
  • アウトオブオーダー(テレビ朝日)
  • とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ)
  • 力の限りゴーゴゴー!!(フジテレビ)
  • ウチくる!?(フジテレビ)
  • 笑いの巣4(日本テレビ)
  • 新しい波8(フジテレビ)
  • テンパイ(テレビ東京)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/31 12:53 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「西条みつとし」の人物情報へ