シドニー・キース : ウィキペディア(Wikipedia)
シドニー・アーサー・キルワース・キーズ(Sidney Arthur Kilworth Keyes, 1922年5月27日 - 1943年4月29日)は、イギリスの詩人。
ウィリアム・バトラー・イェイツやライナー・マリア・リルケの影響を強く受け、その詩風が独創的であることから1940年代の新ロマン主義を彩る人物として有望視されていたが、第二次世界大戦のチュニジア戦線で戦死した。
死後、1943年にキーズが生前著した『残酷な夏至(The Cruel Solstice)』と『鉄の月桂冠(The Iron Laurel)』を讃えてホーソーンデン賞が受賞された。
生涯
1922年5月27日、イングランド・ケント州ダートフォードに生まれるKendall 2009, p. 398。トンブリッジ・スクールを経てオックスフォード大学に入学Berryman 1947, p. 510。大学でキーズが生前書いた詩集である『残酷な夏至』と『鉄の月桂冠』を著したDickey 2004, p. 256。また、大学ではドイツの美術家と恋に落ちるが、2人の恋は成就しなかった。
第二次世界大戦が勃発すると、1942年4月にオックスフォードを離れてHynes 1990, p. 298兵役についたDickey 2004, p. 259。キーズはチュニジアの戦線に参加したが、1943年4月29日にチュニジアで敵兵によって殺されて死亡した。
キーズの死後、『残酷な夏至』と『鉄の月桂冠』を讃えてホーソーンデン賞が受賞された。
参考文献
- Roy, Pinaki. “Sidney Keyes: The War-poet who ‘groped for Death’”. War, Literature and the Arts (空軍士官学校) (ISSN 2169-7914), 26 (1), 2014: http://wlajournal.com/wlaarchive/26/Roy.pdf
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/11/29 13:20 UTC (変更履歴)
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