かいり : ウィキペディア(Wikipedia)
カイリ(Kairi)は、カプコン、アリカの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターEX』シリーズ、およびアリカの対戦型格闘ゲーム『ファイティングEXレイヤー』に登場する架空の人物。本名は水神 海里(みずがみ かいり)。
概要
古武術を伝承する水神家本家党首の息子で、長髪を後ろで束ねた隻眼の青年。ほくとは異父妹で、七瀬は実妹。
かつて分家党首(ほくとの父)と対峙し、谷底に突き落とされ全ての記憶を失った。それ以降、「汝、己をもって極めんとすべし」という言葉を頼りに、修羅道を歩む。そんな中で血の封印を解かれたほくとによって再び谷底に突き落とされ、この際に失われた記憶を取り戻す(その影響で『EX2』以降は満身創痍の白髪となり、容姿が大幅に変化した)。それからは自分の生のため、さらに修羅道を進むことになる。
『EX2』の自身の通常エンディングでは、ほくととの闘いの末、七瀬の思いによって護るべき者を見出して呪縛から解き放たれ、過去の記憶喪失の原因が幼少期にほくとの父に谷底に突き落とされ誤殺されそうになったためで、己を突き動かす殺意もその時に植え付けられたものと判明。『EX2』で七瀬がカイリを倒した場合や、『EX3』で七瀬がカイリとコンビを組んだ場合も、成長した七瀬との邂逅で全ての記憶を思い出し、忌まわしき過去と決別する。また、『EX3』で七瀬が兄姉両方と組んだ場合も闘いに終止符が打たれるが、こちらはカイリと、それを見届けるため彼を追うほくとがどこかへ去るというものになっている。それ以外においては「仮初の和解」か「ほくとと死合い、どちらかが倒れる」結末で終わる。
なお、『ストリートファイターEX』開発当初はカイリが主人公になる予定だった電波新聞社『ALL ABOUT ストリートファイターEX』262頁。が、製品版では従来シリーズと同様リュウが主人公となり、カイリは隠しキャラクターとして登場することになった。以降の『EX』シリーズでも乱入ボスキャラクター的な立場で引き続き登場している。
妹のほくとについては武神流の血筋を引いていることが明かされているが、水神家やカイリと武神流との関係については明言されていない。
『ストリートファイターV』の公式ホームページ「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」にて、容姿が変化する前と後の2通りの個人プロフィールが明かされた。
『ファイティングEXレイヤー』では記憶を失っており、強氣に惹かれ戦い続けている。彼から放たれる強者怨(つわもののおん)がハヤテの封念を破り、ガルダを復活させるに至ってしまったカイリ - FIGHTING EX LAYER Official Homepage。
その他
ドラマCD『ストリートファイターEX2』ではゲーム中では詳細が語られなかった水神家やほくととの因縁が明かされている。また、おまけ「ほくとと七瀬の裏ドラナイト」では、ほくと同様原作とは似ても似つかないギャグキャラクターになっている。最後はなぜかスタジオにあった谷底に突き落とされている。
登場作品
- 対戦型格闘ゲーム
- 『ストリートファイターEX』シリーズ(全作品)
- 『ファイティングEXレイヤー』
担当声優
- 塩沢兼人(『ストリートファイターEX』シリーズ)
- 呉圭崇(『ファイティングEXレイヤー』)
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