松本渚 : ウィキペディア(Wikipedia)

松本 渚(まつもと なぎさ、生年月日非公開 - )は日本の漫画家。兵庫県出身。京都精華大学マンガ学部ストーリーマンガコース卒。

経歴と作風

2011年夏、講談社『月刊アフタヌーン』のアフタヌーン四季賞において準入選講談社『月刊アフタヌーン』2011年9月号(2011年7月25日発売)にて授賞発表。。

2012年6月、小学館第70回新人コミック大賞において『盤上の星に雨は降る』が青年部門佳作受賞。単行本『将棋めし』3巻巻末に所収。また小学館のウェブサイトでも全編公開されている。

2014年から月刊青年漫画雑誌『コミックハイ!』(双葉社)にて『盤上の詰みと罰』を連載。同誌が2015年6月号で休刊となったため、3話分を単行本用に加筆し急きょ完結。

2016年7月から漫画雑誌『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)で『将棋めし』を連載。

2017年1月23日、『将棋めし』第1巻が発売。異色将棋グルメ漫画として紹介。

2021年4月27日発売の『グランドジャンプむちゃ』5月号(集英社)に久部緑郎原作による読み切り『文豪ガストロノミー』が掲載。

2021年7月27日、文春オンラインにて『盤記者!』が連載開始。

人物

一貫して将棋関連の漫画を書くように自身も将棋愛好家であり、振り飛車党。将棋との出会いは「教室で毎日将棋やってる2人組がいて、友達になるためにルールを覚えたのが最初」と応えている。

自身の作品に関連して、将棋の対局と食事にまつわるトークイベントや講演会への出演、ウェブ媒体への記事執筆も手がけている。

作品リスト

漫画作品

  • 盤上の詰みと罰(双葉社・アクション・コミックス、全2巻)‐ 棋譜監修・戸辺誠
  • 盤上の詰みと罰 未収録本(2015年11月15日、出る杭は打たれても出る、全1巻)‐ コミックハイ掲載分のうち単行本未収録作を同人誌として制作
  • 将棋めし(KADOKAWA・MFコミックス フラッパーシリーズ、全6巻)‐ 棋譜監修・広瀬章人
  • 盤記者!(文藝春秋・文春オンライン、2021年7月27日 - 2022年5月3日、未単行本化)- 棋譜監修・深浦康市
  • 文豪ナツメは料理人が嫌い(KADOKAWA・COMIC Hu、2022年7月19日 - 2023年11月19日、全3巻) - 原作・久部緑郎

イラスト

  • 関東若手棋士集団「東竜門」公式キャラクター「りゅうもんくん」(キャラクターデザイン:井道千尋)
  • ラビット番長「ギンノベースボール」(2017年2月15日 ‐ 19日、シアターグリーン BOXinBOX THEATER)‐ ポスターイラスト
  • ラビット番長「カチナシ!」(2018年3月1日 ‐ 5日、シアターグリーン BASE THEATER)‐ フライヤーイラスト
  • ラビット番長「コマギレ」(2019年2月28日 ‐ 3月4日、シアターグリーン BASE THEATER)‐ フライヤーイラスト
  • 井保三兎(ラビット番長)「サントインワンダーランド」(2019年8月8日 ‐ 11日、萬劇場)‐ フライヤーイラスト
  • 将棋アプリ「将棋ウォーズ」‐ 特典アバター

出演

ウェブテレビ

  • 将棋棋士がつくる将棋めし(2018年9月1日、ニコニコ生放送) ‐ 審査員

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/12 13:17 UTC (変更履歴
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