岩村暢子 : ウィキペディア(Wikipedia)

岩村 暢子(いわむら のぶこ、1953年 - )は、広告会社アサツー ディ・ケイ(現ADKホールディングス)、200Xファミリーデザイン室室長。現代家族論の著作で知られる。

人物・来歴

北海道出身。法政大学で心理学を学ぶ。食卓を定点観測の場として1960年以降に生まれた親たちが形成する、日本の新しい家族を明らかにする研究を行う。

1998年より、「食DRIVE」調査を継続的に実施している。1960年以降生まれの親世代までさかのぼる調査・研究実績もあり、第二次世界大戦後の日本人の生活史に詳しい。調査データにもとづき、現代社会の諸問題にも言及している。

著作

  • 「変わる家族 変わる食卓 真実に破壊されるマーケティング常識」勁草書房、2003 のち中公文庫
  • 「〈現代家族〉の誕生 幻想系家族論の死」(勁草書房、2005年)「「親の顔が見てみたい!」調査 家族を変えた昭和の生活史」中公文庫
  • 「普通の家族がいちばん怖い 徹底調査!破滅する日本の食卓」(新潮社、2007 のち文庫
  • 『家族の勝手でしょ! 写真274枚で見る食卓の喜劇』新潮社 2010 のち文庫
  • 『日本人には二種類いる 1960年の断層』新潮新書、2013

関連項目

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/11/13 02:16 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「岩村暢子」の人物情報へ