松原秀 : ウィキペディア(Wikipedia)

松原 秀(まつばら しゅう、1981年8月27日 - )は、日本の脚本家、放送作家。滋賀県彦根市出身、東京都中野区在住。

ラジオ番組のハガキ職人を経て脚本家・放送作家となり、主にお笑い番組やバラエティ番組、テレビアニメを手がけている。

略歴

素人時代は『ナインティナインのオールナイトニッポン』において下ネタを得意とする常連ハガキ職人として知られていた。その当時、番組のMCを務めるナインティナイン・岡村隆史の実家に押しかけたことで、一度「破門」になったこともあるが、のちに許されて食事を共にしたという。

その後、吉本総合芸能学院へ入学し、お笑い芸人を目指すも挫折。放送作家としての活動を始める。

作家としての活動当初はお笑い番組やバラエティ番組の脚本・構成を担っていたが、2015年からテレビアニメ『銀魂゜』の脚本を担当。続く『おそ松さん』では1話および3話の映像ソフト化が見送られ、お蔵入りとなったことで話題となる。ハガキ職人を経て作家になる者は多いが、松原のようにアニメの脚本家となる例は珍しい。『おそ松さん』で採用された理由として、松原自身は「ハガキ職人時代に見せた『ダメでもいい』という深夜の空気感への期待」と語り、キャラクターデザインを担当した浅野直之は「アニメに漬かっていないからではないか」としている。アニメ監督の藤田陽一とは、松原が参加したアニメ作品の多くで関わり合いがある。

東京アニメアワード2016の「アニメオブザイヤー」において、脚本・オリジナル原作賞を受賞した。

さらに実写映画『珍遊記』も手がけるなど、活躍の場を広げている。

参加作品

アニメーション作品

テレビ番組

  • エンタの神様(構成)
    • アンジャッシュ、東京03、キングオブコメディ、桜塚やっくんなど
  • 主演 さまぁ〜ず 〜設定 美容室〜(2010年、脚本)
  • 臨死!!江古田ちゃん(2011年、脚本)
  • AKB48コント「何もそこまで…」(2013 - 2014年、構成)
  • NMB48 げいにん!(2012 - 2014年、構成)
  • SKE48のエビフライデーナイト(2013年、構成)
  • 絶対笑者(2013 - 2014年、構成)
  • おぎやはぎと愉快な芸人(なかま)たち(2016年、構成)

ラジオ番組

実写映画

  • 珍遊記(2016年、脚本)

その他

  • 超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』(2021年、キャラクターコンテンツ、原作)

関連事項

  • ナインティナインのオールナイトニッポン - 素人時代に投稿していた番組
  • ハガキ職人
  • 藤田陽一 - 松原が参加したテレビアニメで監督を務める

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/07 00:53 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「松原秀」の人物情報へ