キコ・マルチネス : ウィキペディア(Wikipedia)
キコ・マルチネス(Kiko Martínez、1986年3月7日 - )は、スペインのプロボクサー。バレンシア州エルチェ出身。元IBF世界スーパーバンタム級王者。元IBF世界フェザー級王者。セルヒオ・マルチネスのマラヴィージャ・ボックス所属。
概要
マドリードを主要拠点にしている。アマチュア時代から強打で鳴らしており、アマチュアで戦った40戦で38のノックアウト勝利がある。スペインではボクシング人気の低下からテレビや新聞でボクシングが取り上げられることが少なくなっているが、世界王者になって地元に凱旋して行ったジェフリー・マゼブラとの初防衛戦でも、会場は満員となったがテレビ放送は全国放送はなく地元限定の放送となったことで、マルチネスは防衛を重ねることでスペインのボクシング人気を取り戻したいとしていた。
来歴
スペインによくいるサッカー少年であったが、14歳の時に偶然入ったジムでボクシングを始める。
2004年6月11日、プロデビュー戦を3回TKO勝ち。
2005年7月15日、ベニドルムでTWBAスーパーバンタム級王者マヌエル・ゴメスと対戦し、4回KO勝ちで王座獲得に成功した。
2006年3月10日、エルチェのでEBUヨーロッパ連合スーパーバンタム級王者サレム・ブアイタと対戦し、3-0(100-91、99-93、99-93)の判定勝ちを収めEBU-EU王座の獲得に成功した。
2006年7月14日、アリカンテにてジョン・ビカイと対戦し、3-0の判定勝ちを収めEBU-EU王座の初防衛に成功した。
2007年8月25日、アイルランドのダブリンにあるポイント劇場でEBUスーパーバンタム級王者のバーナード・ダンと対戦し、初回1分26秒TKO勝ちを収めEBU王座の獲得に成功した。
2008年3月7日、イギリスのノッティンガムにあるでレンドール・ムンローと対戦し、プロ初黒星となる0-2(114-114、113-115、113-115)の判定負けを喫しEBU王座の初防衛に失敗、王座から陥落した。
2009年2月27日、ヨークシャー州のでレンドール・ムンローと再戦し、12回0-3(113-116、112-116、110-118)の判定負けを喫しEBU王座への返り咲きに失敗した。
2009年9月25日、南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグのナスレック・インドア ・アリーナでタカラニ・ヌドロブとIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を行い、12回0-3(113-115、112-116、111-117)の判定負けを喫しセレスティーノ・カバジェロへの挑戦権獲得に失敗した。
2010年4月16日、カスティーリャ・レオン州のバリャドリッドにてフェリシアーノ・ダリオ・アズアガとWBOラテンアメリカスーパーバンタム級暫定王座決定戦を行い、3回1分12秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2011年4月15日、マドリードのプラザ・デ・トロス・ラ・キュビエルタでとEBUスーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回KO勝ちを収めEBU王座への返り咲きに成功した。
2012年3月9日、リヨンのでと対戦し、12回TKO勝ちを収めEBU王座の初防衛に成功した。
2013年2月9日、ベルファストのオデッセイ・アリーナでIBFインターコンチネンタルスーパーバンタム級王者のカール・フランプトンと対戦し、9回KO負けを喫しEBU王座の2度目の防衛に失敗、EBU王座から陥落すると共にIBFインターコンチネンタル王座の獲得にも失敗した。
2013年4月27日、ブエノスアイレスにあるでダミアン・デビッド・マルシアノとWBCラテンアメリカスーパーバンタム級王座決定戦を行い、2回1分41秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年8月17日、ニュージャージー州アトランティックシティにあるでIBF世界スーパーバンタム級王者のジョナサン・ロメロと対戦し、6回2分40秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功したスペインに新王者 マルティネス、ロメロをTKO ボクシングニュース「Box-on!」 2013年8月19日。
2013年12月21日、エルチェのパビリオン・ムニシパル・エスペランサ・ラグでジェフリー・マゼブラと対戦し、9回2分5秒KO勝ちを収めIBF王座の初防衛に成功したマルティネスがKOで凱旋V1 IBF・S・バンタム Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月23日。
2014年4月23日、大阪府大阪市中央区の大阪城ホールで元世界2階級制覇王者でIBF世界スーパーバンタム級13位の長谷川穂積と対戦し、7回1分20秒TKO勝ちを収めIBF王座の2度目の防衛に成功した長谷川、7回TKOで散る IBF・S・バンタム級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年4月23日。
2014年9月6日、ベルファストのタイタニック・クオーターでIBF世界スーパーバンタム級2位のカール・フランプトンと再戦し、12回0-3(108-119、108-119、111-118)の判定負けを喫しIBF王座の3度目の防衛に失敗し王座から陥落したフランプトン、キコ・マルチネスに大差の勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月7日。
2015年7月18日、マンチェスターのマンチェスター・アリーナでWBA世界スーパーバンタム級レギュラー王者スコット・クィッグと対戦し、2回1分4秒TKO負けを喫しIBF王座に続きWBA王座の獲得に失敗したクイッグ速攻でV6、ペレスは物議醸すドロー防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年7月19日。
2016年2月27日、アナハイムのホンダ・センターで世界3階級制覇王者でWBA世界フェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルスと対戦し、5回2分9秒TKO負けを喫し2階級制覇に失敗したサンタクルスがマルチネス一蹴、フランプトン戦希望 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年2月28日。
2017年5月13日、リーズのでWBCインターナショナルフェザー級王者のジョシュ・ワーリントンと対戦し、12回0-2(112-116、112-116、114-114)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。
2019年5月18日、バークレイズ・センターでWBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセル・ジュニアと対戦し、5回TKO負けを喫しまたも2階級制覇に失敗した。
2021年11月13日、シェフィールドでIBF世界フェザー級王者のキッド・ガラハドと対戦し、6回TKO勝ちを収め2階級制覇を果たした。
2022年3月26日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナでIBF世界フェザー級4位のジョシュ・ワーリントンと再戦し、7回2分12秒TKO負けを喫しIBF王座の初防衛に失敗、王座から陥落した。
2023年4月8日、有明アリーナでIBF世界フェザー3位の阿部麗也とIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、12回0-3(111-117、109-119、109-119)の判定負けを喫しルイス・アルベルト・ロペスへの挑戦権獲得に失敗した。
2023年8月20日、現役引退を発表した。
獲得タイトル
- TWBAスーパーバンタム級王座
- EBUヨーロッパ連合スーパーバンタム級王座
- EBUスーパーバンタム級王座
- WBOラテンアメリカスーパーバンタム級暫定王座
- WBCラテンアメリカスーパーバンタム級王座
- IBF世界スーパーバンタム級王座(防衛2)
- EBUフェザー級王座
- IBF世界フェザー級王座(防衛0)
関連項目
- 男子ボクサー一覧
- 国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/02/01 15:12 UTC (変更履歴)
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