カール・バーク : ウィキペディア(Wikipedia)
カール・ハーグ(Carl Haag、1820年4月20日 - 1915年1月17日)はドイツ生まれの画家である。ロンドンやローマで活動した。1850年代の終わりにエジプトのカイロに旅し、中東の風物を描いた「オリエンタリズム」の画家の一人である。
略歴
エアランゲンで生まれた。16歳でニュルンベルクの美術学校(Akademie der Bildenden Künste Nürnberg)に入学し、ラインデル(Albert Christoph Reindel)に学んだ後、1844年から1846年はミュンヘン美術院で学んだ。この頃には肖像画家として、有名な人々の肖像画の注文を受けるようになっていた。その後ブリュッセルでも学んだ。
1847年にはロンドンに移った。ロンドンでは水彩画の技術を学んだ。1847年から1848年の冬はローマに滞在し1848年の夏、ロンドンに戻りロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで学んだ。修行のためチロルを訪れたときにザクセン=コーブルク=ゴータ公家の公爵と知り合い、公爵からヴィクトリア女王に紹介され、女王から絵画の注文を得ることができた。イギリスの市民権を得て、1850年にイギリスの水彩画家の協会(Royal Society of Painters in Water Colours )の準会員となり1853年に正会員に選ばれた。
1852年から1857年の間はローマのドイツ画家協会(Deutsche Künstlerverein)のメンバーとして活動し、1858年から1860年は中東に滞在した。カイロにイギリス人画家、フレデリック・グドールと共同でスタジオを開いた。これ以後、中東の風物を描くことになった。1867年にロンドン、ハームステッドに東洋風の装飾で飾られたスタジオを作った。
1903年に引退しドイツに戻りオーバーヴェセルで暮らした。
作品
File:Haag Carl On The Alert 1876 Watercolor Pencil on Paper.jpg|"The Alert" (1876) File:Carl Haag Bedouin Family 1859.jpg|"Bedouin Family" (1859) File:Carl Haag Adullah Chief of Said Pasha's Bodyguard 1873.jpg|"Chief of Said Pasha's Bodyguard" (1873) File:Haag, Bachist.jpg|(1857)
File:Haag Carl Danger in the Desert 1867 Watercolour on Paper.jpg|"Danger in the Desert" (1867) File:Carl Haag - Morning in the Highlands- the royal family ascending Lochnagar - Google Art Project.jpg|"the royal family ascending Lochnagar" File:Carl Haag Kieff Yaoos 1893.jpg|"Kieff Yaoos" (1893)
参考文献
- Haag, Carl. In: Ulrich Thieme, Fred. C. Willis (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 15: Gresse–Hanselmann. E. A. Seemann, Leipzig 1922, S. 382–383 (Textarchiv – Internet Archive).
- Delia Millar: Queen Victoria’s Life in the Scottish Highlands depicted by her watercolor artists. London 1985.
- Walter Karbach: Hofmaler Carl Haag. Viktorianischer Aquarellist zwischen Vorderem Orient und Oberwesel am Rhein. Oberwesel 2003.
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/05/16 08:26 UTC (変更履歴)
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