神田香織 : ウィキペディア(Wikipedia)

神田 香織(かんだ かおり、1954年12月4日 - )は、講談師。本名∶武谷 光子(旧姓:江尻)。講談協会所属。

経歴

福島県いわき市出身。磐城女子高校卒業。東京演劇アンサンブル、渡辺プロダションドラマ部を経て、1981年(昭和56年)に二代目神田山陽の門下となる。芸名は香。1984年(昭和59年)二ツ目昇進と同時に芸名を香織とする。1989年(平成元年)8月に真打昇進。後に六代目小金井芦州門下預かりとなる。

2001年(平成13年)に参議院議員通常選挙に無所属、社民党推薦で福島県選挙区から出馬したが次点で落選。

2010年、やよりジャーナリスト賞特別賞(大衆普及)特別賞。

2024年、澄和平和活動賞を受賞。

活動

ジャズの生演奏を伴うジャズ講談や、照明や音響設備を演出に取り入れた立体講談など、独自の講談に取り組む。『女医レニアの物語』、『安寿と厨子王物語』、『ビリー・ホリディ物語』、中沢啓治『はだしのゲン』、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ『チェルノブイリの祈り』などの講談化作品も発表している。

芸人九条の会メンバー。

弟子

真打

  • 神田織音

二ツ目

  • 神田伊織

前座

  • 神田おりびあ

主な講談作品

  • 女医レニアの物語
  • 安寿と厨子王物語
  • ビリー・ホリディ物語
  • はだしのゲン
  • チェルノブイリの祈り
  • フラガール物語
  • フクシマの祈り「ある母子避難の声」

著作・参考文献

  • 『女医レニヤの物語』主婦の友社、1990年。
  • 『花も嵐も、講釈師が語ります。』七つ森書館、2005年。
  • 『乱世を生き抜く語り口を持て。』インパクト出版会、2010年。
  • 『3・11後を生き抜く力声を持て。』インパクト出版、2014年

受賞歴

  • 「講談はだしのゲン」日本雑学大賞(1986年)
  • 松井やより特別賞 (2010年)
  • 多田謡子反権力人権賞受賞(2012年)

出演

  • BS12スペシャル『「はだしのゲン」の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~』(2024年9月28日、BS12)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/09 04:55 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「神田香織」の人物情報へ