舞羽美海 : ウィキペディア(Wikipedia)
舞羽 美海(まいはね みみ、8月22日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団雪組トップ娘役。
兵庫県西宮市『宝塚おとめ 2012年度版』 阪急コミュニケーションズ、2012年、80頁。ISBN 978-4-484-12506-0。、百合学院高等学校出身。身長160cm。愛称は「みみ」。
所属事務所は松竹エンタテインメント舞羽美海 プロフィール 松竹エンタテインメント。。
来歴
2005年、宝塚音楽学校入学。
2007年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に93期生として入団。入団時の成績は14番。星組公演「さくら/シークレット・ハンター」で初舞台。その後、雪組に配属。
可憐な容姿で早くから注目を集め、2008年の「マリポーサの花」で新人公演初ヒロイン。入団2年目での抜擢となった。
2009年の「忘れ雪」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初ヒロイン。後にコンビを組むこととなる音月桂の相手役を務めるナンバーツーがトップを作る 宝塚雪組『忘れ雪』 朝日新聞デジタル。。
2010年の「オネーギン」(日本青年館・バウホール公演)で、専科理事の轟悠の相手役を務め、3度目の東上公演ヒロイン。
2011年、音月桂トップ大劇場お披露目となる「ロミオとジュリエット」で、ヒロインのジュリエット役に夢華あみとダブルキャストで抜擢音月桂のお披露目公演。雪組『ロミオとジュリエット』 宝塚ジャーナル。。同年、雪組トップ娘役に就任し、「仮面の男/ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」で、音月とのトップコンビ大劇場お披露目宝塚クロニクル2011スペシャル「雪組編」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。。
いつも笑顔を絶やさない可憐でキュートな娘役として活躍したが、2012年12月24日、「JIN-仁-/GOLD SPARK!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を音月と同時退団舞羽美海サヨナラ特別番組「Snow Flower」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。宝塚雪組トップ舞羽が退団への胸中語る 日刊スポーツ。。
退団後は松竹エンタテインメント所属となり、舞台や映像を中心に活動している。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
- 2007年3 - 4月、星組『さくら』『シークレット・ハンター』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - 新人公演:ミミ(本役:涼花リサ)『ミロワール』
- 2008年5 - 6月、『凍てついた明日』(バウホール) - メアリー・オーディア透水さらさと役替わり。
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - ブランカ、新人公演:セリア(本役:白羽ゆり) 新人公演初ヒロイン
- 2009年1月、『忘れ雪』(バウホール・日本青年館) - 橘深雪 バウ・東上初ヒロイン
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - ファナ、新人公演:夜の稲妻(本役:愛原実花)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - エレナ・ネコタナ、新人公演:ロビン・スペンサー(本役:大月さゆ)『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
- 2009年11 - 12月、『雪景色』(バウホール・日本青年館) - お咲/お菊/常磐木姫 東上ヒロイン
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - ロージー、新人公演:シスター・メーラー(本役:飛鳥裕)『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』 - マリア、新人公演:カミーラ(本役:花帆杏奈)『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『オネーギンEvgeny Onegin』(日本青年館・バウホール) - タチヤーナ・ラーリナ(ターニャ) 東上ヒロイン
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 - ジュリエット夢華あみと役替わり。 大劇場ヒロイン
雪組トップ娘役時代
- 2011年4 - 5月、『黒い瞳』 - マリア・イヴァーノブナ(マーシャ)/雪の少女『ロック・オン!』(全国ツアー) トップお披露目公演
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - ローズマリー・ピルキントン
- 2011年9 - 11月、『仮面の男』 - ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエール『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』 大劇場トップお披露目公演
- 2011年12 - 2012年1月、『Samourai』(ドラマシティ・日本青年館) - マリー・ド・モンブラン
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - レオノール『Shining Rhythm!』
- 2012年7 - 8月、『フットルース』(梅田芸術劇場・博多座) - アリエル・ムーア
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - 橘咲/結命『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』 退団公演
出演イベント
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2013年4 - 5月、『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』(本多劇場・森ノ宮ピロティホール) - パク・スジン【インタビュー】「チョンガンネ」に出演の舞羽美海「がむしゃらに生きている姿を見てほしい」 朝日新聞デジタル。
- 2013年6 - 7月、『SAMURAI挽歌III』(紀伊國屋ホール・SAYAKAホール・南文化小劇場・ももちパレス) - 伊織
- 2014年2月、『道頓堀喜劇祭り』(大阪松竹座) - 二郎の妻房枝
- 2014年9月、『道頓堀パラダイス〜夢の道頓堀レビュー誕生物語〜』(大阪松竹座) - 片瀬春子大阪松竹座『道頓堀パラダイス』ゲネプロ&会見レポート おけぴネット。
- 2015年8 - 9月、『ドリアン・グレイの肖像』(中劇場・森ノ宮ピロティホール・キャナルシティ劇場) - シビル・ヴェイン『ドリアン・グレイの肖像』でヒロインを演じる! 舞羽美海インタビュー メディアスパイス。
- 2015年11 - 2016年1月、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』(帝国劇場・梅田芸術劇場・愛知県芸術劇場) - サラ神田沙也加とWキャスト。
- 2016年3月、『リビング』(赤坂RED/THEATER) - シズカ荻田浩一のコメディプレイに出演!『リビング』 舞羽美海インタビュー 宝塚ジャーナル。
- 2016年7 - 8月、『ピーターパン』(東京国際フォーラム) - ダーリング夫人/タイガー・リリー
- 2017年12月、『Pukul(プクル)-時を刻む鼓動-』(日本青年館・ドラマシティ)謝珠栄が宇宙を描く「Pukul」開幕、湖月わたる、水夏希が太陽と地球に ステージナタリー。
- 2018年3 - 4月、『陰陽師〜平安絵巻〜』(日本青年館・深圳保利劇院・虹橋芸術センター・北京展覧館劇場) - 八百比丘尼「陰陽師」本日開幕、良知真次「舞台界でも金メダルを取れるように」 ステージナタリー。
- 2018年12月、『ダンスカンタービレ 2018』(博品館劇場)森新吾の「ダンスカンタービレ 2018」新キャストに舞羽美海、田野優花ら ステージナタリー。
- 2019年2月、『新説諸国譚 TAMETOMO』(大塚国際美術館) - 真鶴片岡愛之助が武将・源為朝に、システィーナ歌舞伎「新説諸国譚 TAMETOMO」 ステージナタリー。
- 2019年7月、『天の河伝説』(博品館劇場)
- 2019年7月、『怪談 牡丹燈籠』(三越劇場) - お国/お露歌舞伎の演出を駆使して上演、藤間勘十郎「牡丹燈籠」に北翔海莉・北村有起哉 ステージナタリー。
- 2019年12月、『大阪環状線〜君の歌声が聴きたくて1985〜』(大阪松竹座) - 真由「大阪環状線」に主演の室龍太「高校生の気分を味わえるのが楽しみ」 ステージナタリー。
- 2020年1 - 2月、『鬼滅の刃』(天王洲 銀河劇場・AiiA 2.5 Theater Kobe) - 珠世「鬼滅の刃」幕開けに炭治郎役の小林亮太「生々しく力強さのある世界を」 ステージナタリー。
- 2020年2月、『NOBUNAGA』(大塚国際美術館) - イサドラ織田信長の多面性を“2人の信長”に、システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」 ステージナタリー。
- 2020年10月、『Fate/Grand Order THE STAGE-冠位時間神殿ソロモン-』(TACHIKAWA STAGE GARDEN・東京国際フォーラム) - レオナルド・ダ・ヴィンチ舞台「FGO」最新作「冠位時間神殿ソロモン」開幕、BD/DVD化も決定 ステージナタリー。
- 2020年12月、『I'll Be Home For Christmas〜クリスマスは家にいて〜』(浅草九劇)クリスマスの曲をたっぷりと!「I'll Be Home For〜」に駒田一・沙央くらま・大和悠河ら ステージナタリー。
- 2021年7月、『ル・シッド』(あうるすぽっと) - シメーヌ日本初上演!舞台『ル・シッド』全キャスト発表!オールフィメールによる恋愛バトルドラマ シアターテイメントNEWS。
- 2021年10月、『ODYSSEY 2021』(博品館劇場)D☆Dメンバーに加え、宝塚歌劇団出身の宇月颯、舞羽美海が参戦! すべてのダンサーが“主役”。ダンス愛がたっぷり詰まった舞台が今再び! カンフェティ。
- 2022年8 - 10月、『サラリーマンナイトフィーバー』(全国) - 亜衣子舞羽美海、錦織一清の舞台に初出演「宝塚OBが出ることが多くて」 念願かなって喜び ENCOUNT。
- 2023年1月、『進撃の巨人-the Musical-』(オリックス劇場・日本青年館) - カルラ・イェーガー岡宮来夢がエレン、松田凌がリヴァイに!「進撃の巨人」植木豪の演出でミュージカル化 ステージナタリー。
- 2023年3月、『ソングマン〜翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部〜』(一関文化センター・スペース・ゼロ)トム・プロジェクト企画制作『ソングマン〜翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部〜』キャスト決定! 演劇きっく。
- 2023年7月、『Run For Your Wife』(あうるすぽっと) - メアリー・スミス山本一慶主演コメディ「Run For Your Wife」2023年版に松井勇歩ら ステージナタリー。
- 2023年9月、『窯変源氏物語-夕顔-』(あうるすぽっと)『窯変源氏物語-夕顔-』ビジュアル公開! えんぶ☆TOWN。
- 2023年10 - 11月、『Greatest Dream』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場)宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary「Greatest Dream」 ステージナタリー。
- 2023年12 - 2024年1月、『ヴィヴァルディ-四季-』(ウインクあいち・兵庫県立芸術文化センター・新国立劇場) - アンナ・マリア辰巳琢郎が父役、高田翔が息子役で共演 代表曲「四季」にそって親子を描く、バロック音楽劇『ヴィヴァルディ-四季-』を上演 メディア スパイス。
- 2024年10月、『ATTACK on TITAN: The Musical』(New York City Center) - カルラ・イェーガー
- 2024年12 - 2025年1月、『進撃の巨人-the Musical-』(TOKYO DOME CITY HALL・オリックス劇場) - カルラ・イェーガー
- 2025年1 - 2月、『TRANS』(シアター・アルファ東京) - 礼子
- 2025年2月、『其噂妖狐譚 -そのうわさだっきものがたり-』(春秋座・あうるすぽっと) - 張楊
- 2025年4 - 5月、『未来へのOne Step!~世界を結ぶ愛の歌声~』(関西万博EXPOホール「シャインハット」・東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)
テレビドラマ
- 連続ドラマW(WOWOW)
- LINK(2013年10月6日-11月3日) - 上田真弓
- 沈まぬ太陽(2016年7月-)
- 月曜ゴールデン「新 法廷荒らし 猪狩文助〜終の棲家〜」(2015年3月16日、TBS) - 夏目理恵子
- 昼ドラ「プラチナエイジ」(2015年4月21日、東海テレビ) - 占い師・江の島ルビー
- 金曜プレミアム「名探偵 神津恭介2 呪縛の家」(2015年7月10日、フジテレビ) - 倉橋烈子(モデルのSAYA)
- 大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語 Station2玉造駅「私のカレは幸村様」(2016年1月19日、関西テレビ) - 信子
- 連続テレビ小説「あさが来た」(2016年3月7日 - 9日、NHK) - ツゲ
- 早子先生、結婚するって本当ですか?(2016年4月 - 6月、フジテレビ)羽村舞
- プリンセスメゾン(2016年10月 - 、NHK BSプレミアム) - 阿久津マリエ
- アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!(2017年4月 - 2018年3月、テレビ東京) - 音楽の女神
- 山女日記〜山フェスに行こう/アルプスの女王〜(2017年10月29日 - 11月5日、NHK BSプレミアム) - 熊田結衣
- 木曜ミステリー「刑事ゼロ」第5話(2019年2月7日 、テレビ朝日) - 関口成美
- 恐怖新聞(2020年、フジテレビ)第3話ゲスト - 大井川明日香
- ポリス×戦士 ラブパトリーナ! 第33話ゲスト(2021年3月14日、テレビ東京) - 草柳青葉
映画
- 超高速!参勤交代(2014年6月21日公開) - 琴姫
- マザー(2014年9月27日公開) - 若草さくら元宝塚の舞羽美海が楳図映画で初ヒロイン(2014年1月31日、日刊スポーツ)
- 超高速!参勤交代 リターンズ(2016年9月10日公開) - 琴姫
- 大コメ騒動(2021年1月8日公開)
テレビアニメ
- ポケットモンスター(2023 - 2024年、テレビ東京) - アゲート
- オーイ! とんぼ(2024年、テレビ東京) - 安谷屋洋子
- 僕のヒーローアカデミア(2024年、日本テレビ) - ミハエラ、村民、メリル
受賞歴
- 2011年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2010年度新人賞『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3。
- 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度努力賞『2012年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2013年、81頁。ISBN 978-4-484-13505-2。
注釈
出典
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/13 22:19 UTC (変更履歴)
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