ダニエル・ペナック : ウィキペディア(Wikipedia)
ダニエル・ペナック(Daniel Pennac, 1944年 - )はフランスの小説家。
人物
モロッコのカサブランカ生まれ。本名はダニエル・ペナッキオニ(Daniel Pennacchioni)。
リセの教師をしながら作家活動をしていたが、1995年以降は作家に専念。 児童文学作家としてデビューしたが、1985年に発表したAu bonheur des ogres(『人喰い鬼のお愉しみ』)がベストセラーになってから推理小説も書くようになった。
作品
「マロセーヌ」シリーズ
「身代わり」を生業とするバンジャマン・マロセーヌを主人公とするミステリ・シリーズ
- Au bonheur des ogres, 1985
- 『人喰い鬼のお愉しみ』(中条省平 訳, 白水社, 1995)
- La fée carabine, 1987
- 『カービン銃の妖精』(平岡敦 訳, 白水社, 1998)
- La petite marchande de prose, 1989
- 『散文売りの少女』(平岡敦 訳, 白水社, 2002)
- Monsieur Malaussène, 1995
- 『ムッシュ・マロセーヌ』(平岡敦 訳, 白水社, 2008)
- Des chrétiens et des maures, 1996
- Aux fruits de la passion, 1999
「カモ少年の冒険」シリーズ
- Kamo, l'idée du siècle, 1993
- Kamo et moi, 1992
- Kamo: L'agence Babel, 1992
- 『カモ少年と謎のペンフレンド』(中井珠子 訳, 白水社, 2007)
- L'Évasion de Kamo, 1992
児童書
- Cabot-Caboche, 1982
- 『気まぐれ少女と家出イヌ』(中井珠子 訳, 白水社, 2008)
- L'œil du loup, 1984
- 『片目のオオカミ』(末松氷海子 訳, 白水社, 1999)
- Le Roman d'Ernest et Célestine, 2012
- 『エルネストとセレスチーヌのお話』(渡辺響子 訳, 銀の月, 2021)
- ガブリエル・バンサンのErnest et Célestine(邦題「くまのアーネストおじさん」)シリーズを元にしている。
その他の小説
- Les Enfants de Yalta, 1978
- Père Noël, 1979
- Messieurs les enfants, 1997
- 『子ども諸君』(平岡敦 訳, 白水社, 2000)
- Le Dictateur et le Hamac, 2003
- Merci, 2004
- Chagrin d'école, 2007
- 『学校の悲しみ』(水林章 訳, みすず書房, 2009)
- Journal d'un corps, 2012
エッセイ
- Le Service militaire au service de qui ?, 1973
- Comme un roman, 1992
- 『奔放な読書 本嫌いのための新読書術』(浜名優美, 浜名エレーヌ, 木村宣子 訳, 藤原書店, 1993)
- 新装版『ペナック先生の愉快な読書法 読者の権利10ヵ条』(藤原書店, 2006)
- Gardiens et Passeurs, 2000
- Mon frère, 2018
共著
- Les grandes vacances, 1994
- 『ル・グラン・ヴァカンス』(辻宏子 訳, トレヴィル, 1994)
- ロベール・ドアノーとの共著。
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