樹下太郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

樹下 太郎(きのした たろう、1921年3月31日 - 2000年12月7日)は、日本の小説家。

東京市池袋生まれ。本名・増田稲之助。京橋商業学校(現東京都立芝商業高等学校)卒、理研スプリングK.K.入社。出征し、復員後、福音電機に勤務、ドラマや放送台本を書く。1958年『週刊朝日』『宝石』共催の懸賞に「悪魔の掌の上で」が佳作入選。1961年「銀と青銅の差」で、1963年「サラリーマンの勲章」で直木賞候補。 推理小説、サラリーマン小説を書いた。

著書

  • 『最後の人』東都書房 1959
  • 『落葉の柩』浪速書房 1960
  • 『散歩する霊柩車』東都書房 1960 のち光文社文庫
  • 『夜の挨拶』東都書房 1960
  • 『愛する人 推理小説』東都書房 1961
  • 『石の林』東都書房 1961
  • 『「期待」と名づける』桃源社 1961
  • 『銀と青銅の差』光風社 1961 のち文春文庫
  • 『さがしている』桃源社 1961
  • 『目撃者なし』新潮社・ポケット・ライブラリ 1961 のち光文社文庫
  • 『休暇の死』東都書房 1962
  • 『スタイロールの犯罪』桃源社 1962
  • 『鎮魂の森』桃源社 1962
  • 『憎しみのバランス』角川小説新書 1962
  • 『夫婦は他人』七曜社 1962
  • 『不眠都市』東都書房 1962
  • 『もうひとつの夜』東方社 1962
  • 『夜の巣』角川小説新書 1962
  • 『二度死ぬ ムードミステリー』アサヒ芸能出版・平和新書 1963
  • 『紅いレース』東都ミステリー 1963 のち春陽文庫
  • 『朝を待とう』東方社 1963
  • 『プロムナード・タイム ショート・ショート』東方社 1963
  • 『うちのひとが…』七曜社 1964
  • 『暗い道 コンサルタント殺人事件』講談社 1964
  • 『サラリーマンの勲章』ポケット文春 1964 のち文庫
  • 『飛ぶ女』東方社 1964
  • 『サラリーマンの大将』光風社 1965 のち春陽文庫
  • 『男でありたい』青樹社 1966
  • 『かわいい狼』青樹社 1966
  • 『五泊六日』講談社 1966
  • 『ずばれサラリーマン』双葉新書 1966
  • 『男性的男性』徳間書店・平和新書 1966
  • 『非行社員絵巻』ポケット文春 1966 のち春陽文庫、文春文庫
  • 『お遊びの時間』青樹社 1967
  • 『人生だなあ』講談社 1967 のち春陽文庫
  • 『微笑時間』集英社・コンパクト・ブックス 1967
  • 『部下は十二人』日本経済新聞社 1967
  • 『ホワイトカラーの色知恵』徳間書店・平和新書 1967
  • 『サラリーマン紳士録』青樹社 1968
  • 『夜と夕方』青樹社 1968
  • 『暗い道』報知新聞社 1969
  • 『颯爽 さっそう』報知新聞社 1970
  • 『四十九歳大全集』講談社 1971 のち光文社文庫
  • 『若き紳士と女たち』実業之日本社・ホリデー新書 1971
  • 『なにかが起りそう…』実業之日本社 1972
  • 『オトコ独身』グリーンアロー・ブックス 1973
  • 『男なら 居直り人生論』講談社 1973
  • 『現代推理小説大系 13 (笹沢左保、樹下太郎、陳舜臣)』銀と青銅の差 講談社 1973
  • 『初夏の雪』双葉新書 1974
  • 『あなたが好きです』ワールドフォトプレス 1975
  • 『通勤を楽しくする本』講談社 1975
  • 『酔っぱらいの子守唄』桃園書房 1975
  • 『桃はももいろ』青樹社 1977
  • 『神さまと夕焼け』サンケイ出版 1981
  • 『鎮魂の森』出版芸術社 1993 ミステリ名作館

参考

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