柳瀬敬之 : ウィキペディア(Wikipedia)
柳瀬 敬之(やなせ たかゆき、1974年1月21日 - )は日本のメカニックデザイナー。京都府出身。
来歴
建築専門学校を卒業後、建築設備の会社に就職するが、マンガ家を目指すために3ヶ月で退社『メカニックデザインワークス柳瀬敬之』(エムディエヌコーポレーション、2015年) 。本屋でアルバイトで働きつつ、漫画の投稿作品を描く生活を送る。
1997年、スクウェアのデザイナー募集に合格し、すぐに当時子会社だったドリームファクトリーに移籍して開発が追い込み時期だった『トバル2』にモーションデザイナーとして携わる。1998年にPlayStation用ゲーム『エアガイツ』のOPのメカデザインでデビュー。1999年にメカニックデザイナーを募集していたフロムソフトウェアに入社。『アーマード・コア2』、Xbox用ゲーム『叢-MURAKUMO-』でメカデザインを担当。特に『叢-MURAKUMO-』では、企画、デザイン、世界観まで広く任された。2002年に同社を退社し、以降はフリーとして雑誌『ガンダムエース』のイラスト提供やフリーランスとしてゲームのメカデザインなどを行う。
2005年の『交響詩篇エウレカセブン』にて初めてアニメ作品に携わる。漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』のゲム・カモフで初めてガンダムのモビルスーツのデザインを担当。2006年の『機動戦士ガンダム00』では海老川兼武とともに主人公陣営のガンダムのデザインを担当。ウォルト・ディズニー・ジャパン制作のアニメ『ファイアーボール』では全キャラクター、美術、ガジェットなどを担当。
ゲームでは『スーパーロボット大戦シリーズ』、『XenobladeX』、ホビーではコトブキヤの『フレームアームズ』、KONAMIの『武装神姫』などのメカデザインを手掛ける。
メカデザインを行う際は、手描きのスケッチをもとに一旦3ds Maxでポリゴンモデルを起こし、デザインの物理的な整合性などを検討し、最後に手描きでクリーンナップするという工程をとる。
主な作品
アニメ
ゲーム
漫画
- 機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜 著:赤津豊(2004年、メカデザイン)
- 輻輳のマーグメルド 著:左菱虚秋(2011年 - 、メカデザイン)
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(2014年 - 、さびしうろあきと共作)
- 猟界のゼーレン(メカニックデザイン)
CM
- PROJECT HAL(メカニックデザイン)PROJECT HAL 特設サイト | 専門学校HAL
フィギュア
プラモデル
- フレームアームズ、フレームアームズ・ガール(フレームアーキテクト、各フレームアームズデザイン、フレームアームズ・ガールのメカデザインなど)
- メガミデバイス(メカデザイン)
- 30 MINUTES MISSIONS(メカデザイン)
デザイン集
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/22 16:09 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.