カーク・バクスター : ウィキペディア(Wikipedia)

カーク・バクスターKirk Baxter, 1972年 - )は、オーストラリア出身の編集技師、タイトルデザイナーである。アンガス・ウォールと共同でデヴィッド・フィンチャー監督作品に参加し、『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)と『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)でアカデミー編集賞を受賞した。

人物

シドニーで生まれ育ち、そこで映像編集者としてのキャリアをスタートさせた。主にコマーシャルの編集者として有名で、ファイナル・カットという名前の広告編集会社を共同設立していた。2004年、バクスターは、アンガス・ウォールの会社であるロック・ペーパー・シザーズに加わった。次に、バクスターはウォールと共にデヴィッド・フィンチャー監督の『ゾディアック』(2007年)に参加した。フィンチャーの次回作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)の編集にウォールが選ばれた際、彼はバクスターを共同編集者にするようフィンチャーに提案した。

フィルモグラフィ

映画

  • Killing Joe (1999年) 短編、編集
  • ゾディアック Zodiac (2007年) 追加編集
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button (2008年) 編集
  • ソーシャル・ネットワーク The Social Network (2010年) 編集
  • ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo (2011年) 編集
  • ゴーン・ガール Gone Girl(2014年) 編集
  • Mank/マンク Mank(2020年) 編集
  • ダム・マネー ウォール街を狙え! Dumb Money(2023年) 編集

テレビ

  • ビッグ・ラブ Big Love (2006年) タイトルデザイナー
  • マインドハンター Mindhunter (2017) 編集

受賞・ノミネート

部門 作品名 結果 備考
アカデミー賞 2008年 編集賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 アンガス・ウォールと共同
2010年 ソーシャル・ネットワーク
2011年 ドラゴン・タトゥーの女
アメリカ映画編集者協会賞 2008年 長編映画編集賞(ドラマ部門) ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2010年 ソーシャル・ネットワーク
2011年 ドラゴン・タトゥーの女
英国アカデミー賞 2008年 編集賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2010年 ソーシャル・ネットワーク
サテライト賞 2010年 編集賞
放送映画批評家協会賞 2010年 編集賞
2011年 ドラゴン・タトゥーの女
サンディエゴ映画批評家協会賞 2010年 編集賞 ソーシャル・ネットワーク
オンライン映画批評家協会賞 2008年 編集賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2010年 ソーシャル・ネットワーク
ハリウッド映画賞 2010年 エディターズ・オブ・ザ・イヤー -
エミー賞 2005年 タイトル賞 ビッグ・ラブ モーリス・マーブル、アンガス・ウォール、ラリー・ユーイングと共同

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/22 15:10 UTC (変更履歴
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