金子文紀 : ウィキペディア(Wikipedia)
金子 文紀(かねこ ふみのり、1971年 - 映画『大奥』公式サイト「スタッフ」説明、2012年8月21日参照。)は、日本のテレビドラマの演出家、映画監督。TBSテレビ制作部(旧TBSエンタテインメント)所属。
経歴・人物
長野県出身。長野県松本深志高等学校、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。大学在学中は無人島研究会、テレビ放送研究会に所属していた。
1993年入社。『Sweet Home』『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』などのドラマで演出補を経てデビュー。『木更津キャッツアイ』で初のチーフディレクターを務める。
TBS系列制作の宮藤官九郎や堤幸彦の作品を、よく演出・監督をしている。ただし宮藤が手がける『うぬぼれ刑事』と堤が手がける『SPEC』では、映画『大奥』の撮影で多忙のため、1話しか関わっていない。
2024年7月1日付でドラマ制作部エキスパート(局長待遇)に昇格した。
受賞歴
- 1999年
- 2000年
- 第25回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(堤幸彦、伊佐野英樹と共に)(『池袋ウエストゲートパーク』)
- 2001年
- 第31回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(堤幸彦と共に)(『ハンドク!!!』)
- 2002年
- 2005年
- 第45回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(片山修、坪井敏雄と共に)(『 タイガー&ドラゴン』)
- 2008年
- 第59回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(石井康晴と共に)(『流星の絆』)
- 2010年
- 2016年
- 第91回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(土井裕泰と共に)(『逃げるは恥だが役に立つ』)
- 2017年
- 第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(土井裕泰、坪井敏雄と共に)(『カルテット』)【特集】第92回ドラマアカデミー賞 結果発表 | ザテレビジョン、ザテレビジョン、KADOKAWA、2017年5月10日閲覧。
- 東京ドラマアウォード2017 演出賞(『逃げるは恥だが役に立つ』、『カルテット』、『あなたのことはそれほど』)
- 2021年
- 第107回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞(山室大輔、福田亮介とともに、『俺の家の話』)
- 2024年
- 東京ドラマアウォード2024 脚本賞(『不適切にもほどがある!』)
作品
※は宮藤官九郎の作品。◎は堤幸彦の作品。
ドラマ
太字はチーフ演出作品。
- ランデヴー(1998年)
- PU-PU-PU-(1998年)
- ケイゾク(1999年)◎
- グッドニュース(1999年)
- コワイ童話 親ゆび姫(1999年)※
- 悪いオンナ 占っちゃうぞ(2000年)※
- 悪いオンナ シャッフル(2000年)
- 池袋ウエストゲートパーク(2000年)※◎
- 教習所物語(2000年)
- 白い影(2001年)
- 天国に一番近い男 教師編(2001年)
- ハンドク!!!(2001年)◎
- 木更津キャッツアイ(2002年)※
- ヨイショの男(2002年)
- きみはペット(2003年)
- 末っ子長男姉三人(2003年)
- 砂の器(2004年)
- ビー・バップ・ハイスクール(2004年、2005年)
- タイガー&ドラゴン(2005年)※
- 恋の時間(2005年)
- 僕たちの戦争(2006年)
- 特急田中3号(2007年)
- 歌姫(2007年)
- 流星の絆(2008年)※
- ぼくの妹(2009年)
- 小公女セイラ(2009年)
- うぬぼれ刑事(2010年)※
- SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(2010年)◎
- 生まれる。 (2011年)
- 専業主婦探偵〜私はシャドウ(2011年)
- パパドル!(2012年)
- 大奥〜誕生[有功・家光篇](2012年)
- 名もなき毒(2013年)
- こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜(2013年)
- ペテロの葬列(2014年)
- ごめんね青春!(2014年)※
- コウノドリ第1シリーズ(2015年)
- 99.9-刑事専門弁護士-(2016年)
- 逃げるは恥だが役に立つ(2016年)
- 逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!(2021年)
- カルテット(2017年)
- あなたのことはそれほど(2017年)
- 監獄のお姫さま(2017年)演出・プロデュース※
- きみが心に棲みついた(2018年)
- チア☆ダン(2018年)
- 大恋愛〜僕を忘れる君と(2018年)
- わたし、定時で帰ります。(2019年)
- G線上のあなたと私(2019年)
- 恋はつづくよどこまでも(2020年)
- 俺の家の話(2021年)※
- 100万回 言えばよかった(2023年)
- 不適切にもほどがある!(2024年)※
映画
- 木更津キャッツアイ 映画版
- 木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年)※
- 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年)※
- 男女逆転『大奥』シリーズ
- 大奥(2010年)
- 大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012年)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/29 13:13 UTC (変更履歴)
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