大根仁 : ウィキペディア(Wikipedia)
大根 仁(おおね ひとし、1968年12月28日 - )は、東京都国立市出身のテレビドラマの演出家、映画監督。オフィスクレッシェンド取締役。
経歴
国立市生まれ。幼稚園にあがる頃に千葉県船橋市に引っ越し同市で育つ。ドラマ『北の国から』の第1回を見た時に衝撃を受け、その後たまたま書店で見つけた『北の国から』のシナリオを手に取ったことからドラマ作りに興味を持った大根仁:「モテキ」以前を語る 無料ワークショップ開催。映像系の専門学校に進学し、在学中に制作したPVが当時専門学校に講師で来ていた映画監督・堤幸彦の目に留まり、その縁で堤と秋元康が作った番組制作会社「SOLD OUT」に入社。
『ヴァンパイアホスト』、『30minutes』、『ライオン丸G』、『週刊真木よう子』、『湯けむりスナイパー』、『モテキ』などテレビ東京を中心に多くの深夜ドラマの演出を手がけた。
2012年、ドラマの劇場版であり初監督映画の『モテキ』で第35回日本アカデミー賞話題賞・優秀作品部門を受賞日本アカデミー賞公式サイト 第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! 2012年3月3日参照。。
2024年9月30日、Netflixとの間で5年間の契約を締結し、テレビシリーズや映画などを同サービス向けに優先的に制作及び供給することを発表した。
受賞歴
- 2000年
- 2012年
- 第21回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞(『モテキ』)
- 2013年
- 第50回ギャラクシー賞 奨励賞(『まほろ駅前番外地』)
- 2016年
- 第39回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『バクマン。』)
- 第25回日本映画批評家大賞 監督賞(『バクマン。』)
- 2020年
- 第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『共演NG』、樋口卓治と共同)受賞結果総評 | 第106回ドラマアカデミー賞、ザテレビジョン、2021年2月22日閲覧。
- 2021年
- 第7回大山勝美賞大山勝美賞、放送人の会、2021年5月3日閲覧。
- 2023年
- 第60回ギャラクシー賞 大賞(『エルピス-希望、あるいは災い-』)
作品
テレビドラマ
- きっと誰かに逢うために(1996年、テレビ東京)
- 熱血恋愛道(1999年、日本テレビ)
- 怖い日曜日(1999年、日本テレビ)
- サイコメトラーEIJI2(1999年、日本テレビ)
- TRICK (2000年、テレビ朝日・東宝)
- 早乙女タイフーン(2001年、テレビ朝日)
- 少年タイヤ「青木さん家の奥さん」(2001年、フジテレビ)※構成担当
- 演技者。(2002年、フジテレビ)※総合演出担当
- 「室温〜夜の音楽〜」
- 「黒いハンカチーフ」
- 「錦★鯉」
- 「アメリカ」
- 「ミツオ」
- 「14歳の国」
- 「マシーン日記」
- 「やすらぎの家」
- 「TRASHMASTAURANT」
- 石橋貴明コント・石橋を叩いて笑う〜ゴッホの耳〜2(2003年、テレビ朝日)
- 「テツandトモand…」
- 「402号室」
- 「AM3:30」
- 劇団演技者。(2004年、フジテレビ)※総合演出担当
- 「雨が来る」
- 「激情」
- 「新しい生き物」
- ヴァンパイアホスト(2004年、テレビ東京・東宝)
- 30minutes(2004年、テレビ東京)
- ホテルサンライズHND〜最後のステイ〜(2005年、テレビ東京)
- 「ROOM 777「伝説の男」」
- 30minutes鬼(2005年、テレビ東京)
- アキハバラ@DEEP(2006年、TBS)
- ライオン丸G(2006年、テレビ東京) - 演出・脚本
- 去年ルノアールで(2007年、テレビ東京) - 演出・脚本
- シャワーGirl!(2007年、テレビ朝日)
- 週刊真木よう子(2008年、テレビ東京) - 企画
- 「ねぎぼうず」(演出・脚本)
- 「スノウブラインド」(演出・脚本)
- 「トラ トラ トラ」
- 「立川ドライブ」
- 「恋泥棒ヨーコ」
- 「魔女がアタシを」
- デリパンダ〜おしゃべりデリ坊、東京ド真ん中配達中〜(2008年、テレビ東京)
- 湯けむりスナイパー(2009年、テレビ東京) - 演出・脚本
- 湯けむりスナイパー お正月スペシャル(2010年、テレビ東京) - 演出・脚本
- 湯けむりスナイパー お正月スペシャル2012(2012年、テレビ東京) - 演出・脚本
- モテキ(2010年、テレビ東京) - 演出・脚本・撮影
- まほろ駅前番外地(2013年、テレビ東京) - 演出・脚本
- リバースエッジ 大川端探偵社(2014年、テレビ東京) - 演出・脚本
- ハロー張りネズミ(2017年7月 - 9月、TBS) - 演出・脚本
- 大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年、NHK)
- 共演NG(2020年、テレビ東京)
- エルピス-希望、あるいは災い-(2022年、フジテレビ・関西テレビ)
ネット配信ドラマ
- 地面師たち(2024年7月25日配信、Netflix) - 監督・脚本
映画
- モテキ(2011年9月23日公開、東宝) - 監督・脚本・撮影
- 恋の渦(2013年3月30日公開、シネマ☆インパクト) - 監督・撮影・編集
- バクマン。(2015年10月3日公開、東宝) - 監督・脚本
- DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜(2015年12月26日公開、ライブ・ビューイング・ジャパン)http://www.denkigroove.com/themovie/home.html
- SCOOP!(2016年10月1日公開、東宝) - 監督・脚本
- 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年9月16日公開、東宝) - 監督・脚本
- SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年8月31日公開、東宝) - 監督・脚本
アニメ
- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年8月18日公開、東宝) - 脚本
- しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年8月4日公開、東宝) - 監督・脚本
舞台
- 電車男(2005年、ホリプロ ※共同演出)
- 竹内まりやソングミュージカル 本気でオンリーユー(2008年)
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2012年)
- マシーン日記(2021年)
ミュージック・ビデオ
- THE TRANSFORMER「クルッタキセツ」(1999年)
- スチャダラパー「DISCO SYSTEM」(2006年)
- フラワーカンパニーズ「この胸の中だけ」(2008年)
- スチャダラパー「ライツカメラアクション」(2008年)
- スチャダラパー+木村カエラ「Hey! Hey! Alright」(2009年)
- フラワーカンパニーズ「深夜高速 (2009)」(2009年)
- フジファブリック「夜明けのBEAT」(2010年)
- Half-Life「J-POP」(2010年)
- いきものがかり「KISS KISS BANG BANG」(2012年)
- マキシマム ザ ホルモン「予襲復讐」(2013年)
- 宮本浩次「ハレルヤ」(2020年)
- V6 「僕らは まだ」 (2021年)
バラエティ番組
- 美しい男性!(2009年、BSジャパン)
出演番組
- ニュース探究ラジオ Dig(2010年4月 - 2012年3月、TBSラジオ ※金曜パーソナリティー)
- 山田孝之の東京都北区赤羽第七回(2015年2月21日放送、テレビ東京+松竹撮影所) - 本人 役
- ミュージック・ポートレイト 古舘伊知郎×大根仁 (2016年11月24日、12月1日、NHK総合テレビ)
- 「東京」 2021春 サヤカとトモヤ ~君の牛、再び~(2021年、TOKYO FM) - 本人 役
連載
- コラム
- 東京スナイパー(週刊SPA!、2009年 - 2021年5月4日・11日合併号)
関連項目
- とんねるず - 大根が20歳のころ世話になり、「だいこん」と音読みで呼ばれていた。
- 仲西匡
- 岡宗秀吾
- さくらのブロラジ(2007年、ラジオ関西)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/01 02:41 UTC (変更履歴)
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