中倉宏美 : ウィキペディア(Wikipedia)

中倉 宏美(なかくら ひろみ、1979年1月26日 - )は、LPSA(日本女子プロ将棋協会)所属の女流棋士。LPSA番号は12。東京都府中市出身。堀口弘治七段門下。以前は日本将棋連盟に所属し、当時の女流棋士番号は旧38。女流棋士の中倉彰子は実姉。中座真(彰子の夫)は義兄にあたる。2014年2月よりLPSA代表理事(3代目)を務めている。

経歴

  • 1990年、第22回女流アマ名人戦で準優勝。
  • 1991年、第5回女流アマ王将戦で優勝。
  • 1991年4月、女流育成会に入会(在籍は1991年度から1995年度前期)。
  • 1995年10月、女流2級としてプロデビュー。
  • 2007年5月、LPSA(日本女子プロ将棋協会)創設とともに移籍。
  • 2008年度、女流名人リーグA級在籍。
  • 2008年9月、第2回日レスインビテーションカップ(LPSA公認棋戦)で準優勝。
  • 2008年10月、第17回1dayトーナメント優勝。
  • 2009年1月21日、女流二段に昇段(日本女子プロ将棋協会に在籍の女流棋士として初の昇段)。
  • 2014年2月25日、3代目のLPSA代表理事に就任。

人物

  • 父の影響で4歳頃に姉・彰子(2歳違い)とともに将棋を始める。
  • 女流育成会に入会するのは姉より1年早かったが、育成会を抜けるのは1年半遅かった。しかし半年で1級に昇級し、以降は姉をリードした。
  • バイクが好きで愛車はハーレーダビッドソン。16歳で小型自動二輪車、20歳で中型二輪車、25歳で大型自動二輪車の免許を取得。新聞・バイク雑誌の取材で取り上げられたこともある。
  • 姉・彰子の名前の由来は蛸島彰子からであるが、宏美の名前の由来は特にないとの事-- Positive de Go!の2008年1月11日配信分より、本人が本項にそうした記述のあったことにふれた上で、名付けた父親に確かめての話。。
  • 2002年3月、清水市代・山田久美・中倉彰子と女流棋士4人組のユニット原宿将棋通りでCDデビュー。
  • 2002年8月、姉・彰子のソロシングル「Tearful Smile」製作にバックコーラスとして参加。
  • NHK将棋講座の聞き手を1999年度後期、2004年度後期の2回務める。
  • 2006年4月から2009年3月までNHK杯テレビ将棋トーナメントの司会を務めた。
  • 得意戦法は、女流棋士には珍しいとされる三間飛車。
  • 東京都立神代高等学校卒業。
  • 元女子サッカー選手の澤穂希とは、府中市立府中第五中学校時代の同級生である。

昇段履歴

  • 1991年4月:女流育成会入会
  • 1995年10月:女流2級
  • 1996年:女流1級
  • 2001年:女流初段(年間13局指し分け以上/ 11勝9敗)
  • 2009年1月21日:女流二段(勝数規定/女流初段昇段後60勝)

出典

関連項目

  • 将棋の女流棋士一覧
  • 日本女子プロ将棋協会
  • 中倉姉妹

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/26 10:04 UTC (変更履歴
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