高良久美子 : ウィキペディア(Wikipedia)
高良 久美子(たから くみこ)は、日本の打楽器奏者、作編曲家。ヴィブラフォンやマリンバを中心に幅広い分野で活動している。
経歴
幼少期から打楽器に親しむ。東京芸術大学器楽科を卒業後、吹奏楽、室内楽、オーケストラ、ミュージカル、映画や舞台音楽、スタジオワークなどの活動を開始した。仙波清彦率いる「はにわ隊」への参加をきっかけにバンド活動を本格化させた。「Bondage Fruit」「Warehouse」「Vincent Atmicus」「大友良英ONJO」「Orquesta Libre」「Orquesta Nudge! Nudge!」などに参加し、国内外のフェスティバルにも出演している。
2011年には、ノルウェーのドラマーPaal Nilssen-Love、イタリアのベーシストMassimo Pupilloと共に『Raids On The Unspeakable』を録音。高良はヴィブラフォンとティンパニで参加し、その演奏は「開放感と柔らかさ」を作品にもたらしたと評価されている。
同時期にデンマークのギタリストMartin Vognsenのプロジェクト「State Changes According To A Wind」にヴィブラフォンとパーカッションでクレジットされている。
坂田明、小室等、仙波清彦、大友良英、ホッピー神山、大貫妙子、UA、ヤドランカ、チェンミン(二胡)ら多くのアーティストと共演し、レコーディングやコンサートに参加している。
舞台・オペラ
映画音楽、NHKのテレビドラマ、フィルムワークス、無声映画の伴奏などを多数手がけるほか、文学座や三谷幸喜演出の舞台作品に音楽制作として関わっている。
2007年からはオペラシアターこんにゃく座に参加し、『クラブ・マクベス』を皮切りに多数の作品に出演。2024年には『リア王』(吉祥寺シアター公演)に出演した。
映画音楽
- 『沖縄 うりずんの雨』(2015年) - 音楽演奏で参加
- 『ぶぶ漬けどうどす』(2025年) - 芳垣安洋とともに音楽担当。スティールパン、ヴィブラフォン、コンガ、ティンパニなど多彩な打楽器を用いた劇伴を担当した。
テレビ
- NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年) - 音楽参加
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/09/25 16:13 UTC (変更履歴)
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