エドガー・G・ウルマー : ウィキペディア(Wikipedia)
エドガー・G・ウルマー(Edgar G. Ulmer、1904年9月17日 - 1972年9月30日)は、アメリカ合衆国の映画監督。『恐怖のまわり道』を手がけたことで知られている。
経歴
1904年9月17日、オロモウツに生まれる。マックス・ラインハルトとともにアメリカ合衆国へ渡った彼は、ユニバーサル・スタジオにてセット・デザインを手がけたほか、ドイツでは、F・W・ムルナウ監督の映画のプロダクション・デザインを手がけた。
1930年、ロバート・シオドマクとの共同監督による『日曜日の人々』で映画監督デビュー。1934年、ベラ・ルゴシとボリス・カーロフを主演に迎えたホラー映画『黒猫』がヒットする。その後、カール・レムリの甥の妻だったシャーリー・カスラー・アレクサンダーとの交際により、メジャー・スタジオから排斥される。「ジョン・ワーナー」名義で西部劇『Thunder Over Texas』を監督したのち、ニューヨーク州へ渡り、イディッシュ語の映画や公衆衛生のドキュメンタリーなどを監督する。
1942年より、B級映画専門スタジオのプロデューサーズ・リリーシング・コーポレーションにて、数々の作品を手がける。1944年、ジョン・キャラダイン主演のホラー・スリラー『青髯』を監督する。1945年、トム・ニール主演のフィルム・ノワール『恐怖のまわり道』を監督する。1964年の第二次世界大戦ドラマ『The Cavern』を最後に、監督業を引退する。
1972年9月30日、カリフォルニア州にて死去。
フィルモグラフィー
映画
- 日曜日の人々(1930年)
- Damaged Lives(1933年)
- 黒猫(1934年)
- Thunder Over Texas(1934年)
- ハーレムにかかる月(1939年)
- 忘れられた罪の島(1943年)
- 鎖につながれた女たち(1943年)
- 青髭(1944年)
- 恐怖のまわり道(1945年)
- 奇妙な幻影(1945年)
- 奇妙な女(1946年)
- カーネギー・ホール(1947年)
- 野望の果て(1948年)
- 地中海の虎(1949年)
- スリの聖ベニー(1951年)
- 惑星Xから来た男(1951年)
- 裸の夜明け(1955年)
- ハンニバル(1959年)
- 驚異の透明人間(1960年)
- 未来からの脱出(1960年)
- アトランタイド(1961年)
- The Cavern(1964年)
注釈
出典
関連文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/06/27 03:59 UTC (変更履歴)
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