毛利和昭 : ウィキペディア(Wikipedia)
は、日本のアニメーター、キャラクターデザイナー、アニメ演出家。岡山県岡山市出身。
妻は同じくアニメーターの小川みずえ。
来歴・人物
子供の頃からアニメーション、特撮が好きで絵を描くことも得意だったことがきっかけでアニメ業界へ。大阪デザイナー学院(現:大阪デザイナー専門学校)を経て1978年、アニメアールに入社。
谷口守泰率いる第1スタジオに所属し、主にサンライズや土田プロ、ぴえろ作品などで印象的な作画を披露。OVA黎明期に初のキャラクターデザインを手掛けた『ドリームハンター麗夢』は現在もカルト的な人気を誇る。
当時の第1スタジオには他に沖浦啓之、逢坂浩司、柳沢まさひで、小森高博らが所属し、互いに腕を振るい合うことで業界の注目を集めていた。
アニメーター金田伊功の影響を受ける、いわゆる金田フォロワーの1人であり、当時の若手金田フォロワーの中でも抜きん出たアクションアニメーターとして頭角を現しており、多くのTVアニメで作品の顔であるオープニング・アニメーションに名を連ねる。
金田フォロワーの盟友、田村英樹からの誘いで、金田伊功がアニメーションディレクターを務めた1984年のOVA『BIRTH』に参加が予定されていたが、スケジュールが合わず断念、同じカナメプロダクションによる次作、『幻夢戦記レダ』からメインアニメーターとして参加し、以後もカナメ作品のアクションシーン、エフェクト作画を担当した。
1988年公開のアニメ映画『AKIRA』では、作画監督補を務めた森本晃司から参加を強く要請されるが、前年に『ブラックマジック M-66』、『ロボットカーニバル』原画という、重たい仕事が続いたことで作品の路線変更を計る意図から、参加を見合わせている。
1989年にアニメアールを退社、グループ・タックにて1995年に『飛べ!イサミ』、2001年には『地球防衛家族』のキャラクターデザインを担当。現在はオー・エル・エムとフリー契約を結び、『劇場版ポケットモンスター』の「アドバンスジェネレーション」シリーズ(それ以前の作品にも参加している)からはキャラクターデザイン・総作画監督を歴任する。
特撮ファンであることから、『さすがの猿飛』でモブシーンに東宝特撮のキャラクターを描くなどしている。特撮映画『ゴジラvsビオランテ』では、正式にスタッフとして参加している。
参加作品
テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
実写作品
ゲーム
参考文献
関連項目
- アニメアール
- オー・エル・エム
- アニメ関係者一覧
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/19 13:51 UTC (変更履歴)
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