山口桂三郎 : ウィキペディア(Wikipedia)
山口 桂三郎(やまぐち けいざぶろう、1928年11月3日『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.609 - 2012年1月17日)は、日本の美術史家。立正大学名誉教授。クリスティーズ・ジャパン代表取締役社長の山口桂は実子* 山口桂「美意識を磨く: オークション・スペシャリストが教えるアートの見方」(平凡社新書、2020年)ISBN 978-4582859522、鑑賞力を高める50のリストより。
来歴
東京府生まれ。明治大学大学院史学専攻博士課程中退。立正大学教授、2004年「浮世絵における美人・役者絵の史的研究」で立正大学文学博士。1999年定年退任、名誉教授。
日本浮世絵協会の設立に尽力し、理事長を経て、国際浮世絵学会に改称後は会長を務めた。また、櫛形町立春仙美術館(現・南アルプス市立春仙美術館)館長を務めた。
2012年1月17日、心不全のため死去国際浮世絵学会会長の山口桂三郎さん死去 産経新聞 2012年1月17日閲覧。83歳没。
著書
- 広重 (三彩社 (東洋美術選書) 1969年)
- 浮世絵概論 (言論社 1978年5月)
- 西洋美術史 (蒼洋社 1988年5月)
- 浮世絵の歴史 美人絵・役者絵の世界 (三一書房 1995年1月/講談社学術文庫 2017年6月)
共編著
- 浮世絵名作選集 19 江戸名所 (日本浮世絵協会編 山田書院 1968年11月)
- 写楽新研究 (近藤喜博、諏訪春雄共著 東出版 1972年)
- 浮世絵大系 7 写楽 (編集制作:座右宝刊行会 集英社 1973年)
- 浮世絵大系 11 広重 (編集制作:座右宝刊行会 集英社 1974年)
- 浮世絵聚花 4 シカゴ美術館 1 (鈴木重三共著 小学館 1979年6月)
- 浮世絵聚花 11 大英博物館 (楢崎宗重共著 小学館 1979年2月)
- 浮世絵聚花 12 ギメ東洋美術館・パリ国立図書館 (小学館 1980年3月)
- 原色浮世絵大百科事典 第6-9巻 (浅野秀剛共著 大修館書店 1980年-1982年)
- 資料と図録による日本絵画史 室町・桃山・江戸篇 (大学教育社 1981年9月)
- 浮世絵八華 2 清長 (平凡社 1985年5月)
- 絵画 (小沢弘共著 大学教育社 (日本の古典美術) 1986年1月)
- 浮世絵 (永田生慈共著 ブレーン出版 1990年4月)
- 名品揃物浮世絵 5 写楽 春草・春好・春英・艶鏡 (ぎょうせい 1991年8月)
- 名品揃物浮世絵 11 広重 2 (道中物) (ぎょうせい 1991年12月)
- 名品揃物浮世絵 3 歌麿 1 (初期から寛政期まで) (ぎょうせい 1991年1月)
- 名品揃物浮世絵 12 広重 3 (諸国名産物) (ぎょうせい 1992年4月)
- 写楽の全貌 (東京書籍 1994年3月)
- 浮世絵の現在 (勉誠出版 1999年3月)
- 東洲斎写楽 (浅野秀剛、諏訪春雄共著 小学館 2002年4月)
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