新井正明 : ウィキペディア(Wikipedia)

新井 正明(あらい まさあき、1912年〈大正元年〉12月1日 - 2003年〈平成15年〉11月27日)は、日本の実業家。住友生命保険社長・会長、松下政経塾理事長、関西師友協会会長を歴任した。

経歴

群馬県生まれ。1937年(昭和12年)、東京帝国大学卒業後、住友本社入社。住友生命に配属。1938年(昭和13年)に召集を受け、ノモンハン事件での戦傷により右脚を切断。1940年(昭和15年)より復職。

1950年(昭和25年)、取締役。1966年(昭和41年)、社長。1979年(昭和54年)、会長。1986年(昭和61年)、名誉会長。また、1973年(昭和48年)から生命保険協会会長を務めた。

その他にも、思想家・安岡正篤の思想に共鳴して親炙し、1977年(昭和52年) - 2003年(平成15年)まで関西師友協会会長を、1990年(平成2年) - 2000年(平成12年)までは松下政経塾理事長を務めた。関西経済同友会代表幹事も任された(昭和47年度、昭和52年度)。

2003年(平成15年)11月27日午前6時30分、肺炎のため大阪市内の病院で死去。。

東洋哲学に造詣が深く、致知出版社から古典に関する著書を刊行している。

著書

  • 『古教、心を照らす』(版:致知出版社)
  • 『心花、静裏に開く』(版:致知出版社)
  • 『先哲の言葉』(版:致知出版社)

参考文献

  • 『安岡正篤に学んだ私の人生』(著:新井正明 版:致知出版社)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/06/14 12:05 UTC (変更履歴
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