井野信義 : ウィキペディア(Wikipedia)
井野 信義(いの のぶよし、1950年3月26日 - )は、群馬県桐生市出身の音楽家。ベーシスト、作曲家。
来歴・人物
東京で育ち、暁星高校卒業。在学時よりR&Bバンドでクラブに出演。1969年、高校を出てすぐ加入したザ・ブルーベル・シンガーズで「昭和ブルース」が大ヒットするが脱退、クラシックのコントラバスを勉強。1971年、高柳昌行と出会い、ジャズ界に進出。日本のトップベーシストとして、日野元彦とのコンビで非常に多くのレコーディングに参加した。 また、同じく高柳門下で暁星高校の後輩、渡辺香津美とのデュオユニット"マウンテン"など、渡辺との共演も多い。
1979年、ドイツのメールス・ジャズ・フェスティバルに出演し、海外でも高い評価を受ける。エルヴィン・ジョーンズ5のレギュラーになる。ジョーンズに最も信頼されたベースとして、晩年まで共演した。
1983年以降、ヨーロッパに進出、1989年にはベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラとグローブ・ユニティ・オーケストラのレギュラー・ベーシストに抜擢された。
2005年、橋本一子、藤本敦夫と「Ub-X(ユビークス)」というトリオを結成し、2006年3月にはアルバム『Ub-X』をリリース。カネボウのCM曲(アルバム所収の「凛」の原曲)を発展させ、3者対等のポリグルーヴを基調に新しいサウンドを世に問う。5月には海外での活動も視野に入れてのドイツでのツアーが行われ、同年11、12月の関東以西各地での国内ライブの後、2枚目のアルバム『Vega』を制作、2007年4月にリリースした。
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム
- マウンテン(1980年、日本コロムビア)
- デュエット(1985年、キングレコード) ※with レスター・ボウイ
- 天衣無縫(1985年、Mobys) ※with 高瀬アキ
- 干反る音(2005年、馬運天)
- SoNAISH Gut Bass Duo(2011年、Sonaish) ※with 齋藤徹
実質的なリーダー・アルバム
- オクトーバー・ベース・トライローグ(1996年) ※with バール・フィリップス、齋藤徹
- Ub-X(2006年、イーストワークス) ※橋本一子名義
- Vega(2007年、イーストワークス) ※ユビークス名義
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/09 07:11 UTC (変更履歴)
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