加賀健一 : ウィキペディア(Wikipedia)

加賀 健一(かが けんいち、1983年9月30日 - )は、秋田県南秋田郡天王町(現:潟上市「いつか秋田でプレーを」FC東京・加賀選手 朝日新聞デジタル (2013年6月1日))出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ブラウブリッツ秋田所属。ポジションはディフェンダー、ミッドフィールダー(本職はセンターバック(CB)加賀“準本職”で浦和封じだ 東京中日スポーツ (2012年8月3日))。

来歴

10歳の時にサッカーを始める。1999年、秋田商業高校に進学。高校2年生の時にFWからDFにコンバートされた。当時はもっぱら3バックの中央を務め、1対1の強さと攻撃参加を売りにしていた。

2002年にジュビロ磐田に入団。サテライトではスピードを活かし右のストッパーとして活躍していたが、トップチームで同ポジションを務めていた鈴木秀人からポジションを奪うことができなかった WEBサッカーマガジン (2007年11月16日)。

出場機会を求めて、2005年よりコンサドーレ札幌へと期限付き移籍 ジュビロ磐田 (2004年12月24日) コンサドーレ札幌 (2004年12月24日)。札幌では、後に磐田でも指揮を執る柳下正明監督の下でレギュラーとして活躍し、2シーズンの間、CBの主軸としてプレー。右サイドのウイングバック(WB)でも起用された。

札幌での活躍と成長が磐田側に評価され、2007年から3シーズンぶりに磐田に復帰 コンサドーレ札幌 (2007年1月10日)加賀健一選手 ジュビロ磐田へ復帰のお知らせ ジュビロ磐田 (2007年1月10日)。CBの他、4バック時には右サイドバック(SB)として起用され、後方からの攻撃参加に抜群のスピードを発揮した。同年9月30日、自身の誕生日に入籍。2010年はセンターバックのレギュラーとして活躍していたが、同年7月に富山との練習試合中に相手選手のキックを顔面に受けて頸椎骨折の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされた。約半年間のリハビリを経て、2011年の開幕戦より戦線復帰磐田加賀開幕スタメンへ頸椎骨折から復活 日刊スポーツ (2011年1月28日)。同年のナビスコカップ福岡戦ではハーフライン付近からのロングボールがそのままゴールとなり磐田3発 連覇へ2回戦進出/ナビスコ杯 日刊スポーツ (2011年7月28日) 4年ぶりの得点を挙げた。同年末、FC東京や川崎などから獲得のオファーを受けるFC東京 磐田DF加賀の獲得が決定的に! スポーツニッポン (2011年12月14日)。

2012年よりFC東京へ完全移籍加賀健一選手 FC東京へ完全移籍 ジュビロ磐田 (2012年1月6日)加賀健一選手 完全移籍加入決定のお知らせ FC東京 (2012年1月6日)。退団した今野泰幸の穴を埋めるべく今野の穴埋め期待される加賀、「今野さんとはプレースタイルも違う」 ゲキサカ (2012年1月29日)、主に右CBでプレー。韓国代表DFチャン・ヒョンスらとポジションを争った全体練習に合流のF東京・DF加賀「レギュラーを取り戻す」 ゲキサカ (2012年5月10日)加賀 レギュラー奪還だ 東京中日スポーツ (2012年6月7日)。SBもこなすスタイルから、ランコ・ポポヴィッチ監督からはイタリアのDFクリスティアン・パヌッチに例えられていた加賀 右SBで起用へ 東京中日スポーツ (2013年4月9日)。2014年は開幕から好調を維持するも、J1第4節川崎戦で安柄俊からの肘打ちを頸部に受け【J1:第4節 F東京 vs 川崎F】マッシモフィッカデンティ監督(F東京)記者会見コメント J's GOAL (2014年3月23日) 離脱。復帰後も同箇所【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 清水】マッシモフィッカデンティ監督(F東京)記者会見コメント J's GOAL (2014年5月21日) やハムストリング近位挫傷加賀健一選手の怪我の状態について (2014年8月18日) と負傷が続いたFC東京 加賀 左脚痛める スポーツニッポン (2014年8月18日)。同年限りでFC東京との契約を満了し スポーツ報知 (2014年12月20日) 退団加賀健一選手 浦和レッズへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2014年12月23日)。年長選手も遠慮なしにいじるムードメーカーとしても2年ぶり復帰の羽生「このままでは終われない」/ FC東京週間練習リポート (1/18-24) SOCCER KING (2014年1月27日) 親しまれていた。

2015年に浦和レッズへ完全移籍加賀健一選手 完全移籍加入のお知らせ 浦和レッズ (2014年12月23日)。左右のストッパーとして構想されていたが左足負傷で出遅れてしまい、闘志剥き出しのプレーで復調を見せるも 在籍2年間でリーグ戦5試合出場にとどまった。

2017年にモンテディオ山形へ完全移籍加賀健一 モンテディオ山形へ完全移籍のお知らせ 浦和レッズ (2016年12月21日)加賀健一選手 完全移籍加入のお知らせ モンテディオ山形 (2016年12月21日)。同年7月、J2第24節湘南戦では相手GKの手元で鋭く落ちるミドルシュートを決め加賀の“お化けフォーク”炸裂!!4連敗中の山形、3発完勝で首位湘南にシーズンダブル達成 ゲキサカ (2017年7月22日)、公式戦6年ぶりの得点を記録した。

2020年1月13日、ブラウブリッツ秋田に完全移籍により加入すると発表された。2021年、左膝前十字靭帯断裂で戦線離脱。

所属クラブ

  • 天王サッカースポーツ少年団 (天王町立天王小学校)
  • 1996年 - 1998年 天王町立天王中学校
  • 1999年 - 2001年 秋田市立秋田商業高等学校
  • 2002年 - 2011年 JPN ジュビロ磐田
    • 2005年 - 2006年 JPN コンサドーレ札幌 (期限付き移籍)
  • 2012年 - 2014年 JPN FC東京
  • 2015年 - 2016年 JPN 浦和レッズ
  • 2017年 - 2019年 JPN モンテディオ山形
  • 2020年 - JPN ブラウブリッツ秋田

個人成績

|- |2002||rowspan=3|磐田||30||rowspan=3|J1||0||0||0||0||0||0||0||0 |- |2003||rowspan=2|25||0||0||0||0||0||0||0||0 |- |2004||0||0||0||0||0||0||0||0 |- |2005||rowspan=2|札幌||rowspan=5|15||rowspan=2|J2||31||0||colspan="2"|-||1||0||32||0 |- |2006||44||4||colspan="2"|-||5||1||49||5 |- |2007||rowspan=5|磐田||rowspan=10|J1||30||2||4||0||2||0||36||2 |- |2008||30||0||4||0||1||0||35||0 |- |2009||9||0||4||0||0||0||13||0 |- |2010||rowspan=2|2||12||0||5||0||0||0||17||0 |- |2011||30||0||3||1||1||0||34||1 |- |2012||rowspan=3|FC東京||rowspan=3|5||17||0||2||0||1||0||20||0 |- |2013||18||0||6||0||3||0||27||0 |- |2014||7||0||2||0||0||0||9||0 |- |2015||rowspan=2|浦和||rowspan="2"|2||4||0||0||0||1||0||5||0 |- |2016||1||0||2||0||0||0||3||0 |- |2017||rowspan=3|山形||rowspan=2|15||rowspan=3|J2||20||1||colspan="2"|-||0||0||20||1 |- |2018||15||0||colspan="2"|-||0||0||15||0 |- |2019||5||13||0||colspan="2"|-||0||0||13||0 |- |2020||rowspan=4|秋田||rowspan=4|50||rowspan=1|J3||11||0||colspan="2"|-||0||0||11||0 |- |2021||rowspan=3|J2||17||1||colspan="2"|-||0||0||17||1 |- |2022||9||0||colspan="2"|-||0||0||9||0 |- |2023||4||0||colspan="2"|-||1||0||5||0 158||2||32||1||9||0||199||3 153||6||colspan="2"|-||7||1||160||7 11||0||colspan="2"|-||0||0||11||0 322||8||32||1||16||1||370||10 |}

|2004||磐田||25||1||0 |- |2012||FC東京||5||3||0 |- |2015||rowspan=2|浦和||rowspan=2|2||3||0 |- |2016||0||0 |- !通算!!colspan="2"|AFC |7||0 |}

その他の国際公式戦

  • 2011年
    • スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合0得点
  • 2005年3月5日:J2初出場 - J2第1節 vsヴァンフォーレ甲府 (小瀬)
  • 2006年4月15日:J2初得点 - J2第9節 vs湘南ベルマーレ (札幌ド)
  • 2007年3月4日:J1初出場 - J1第1節 vs柏レイソル (柏)
  • 2007年5月27日:J1初得点 - J1第13節 vsアルビレックス新潟 (ヤマハ)
  • 2011年8月7日:J1・100試合出場 - J1第20節 vs名古屋グランパス (瑞穂陸)

代表歴

  • U-18日本代表
    • 2001年 - 国際ユースサッカーin新潟 日本サッカー協会 (2001年7月2日)

タイトル

  • J1リーグ (2002年)
  • J1リーグ 1stステージ (2015年)
  • J1リーグ 2ndステージ (2016年)
  • ゼロックススーパーカップ (2003年、2004年)
  • 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 (2003年)
  • Jリーグカップ (2010年、2016年)
  • スルガ銀行チャンピオンシップ (2011年)

ブラウブリッツ秋田

  • J3リーグ:1回(2020年)

関連項目

  • 秋田県出身の人物一覧
  • ジュビロ磐田の選手一覧
  • 北海道コンサドーレ札幌の選手一覧
  • FC東京の選手一覧
  • 浦和レッドダイヤモンズの選手一覧
  • モンテディオ山形の選手一覧
  • ブラウブリッツ秋田の選手一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/19 17:24 UTC (変更履歴
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