川口秀子 : ウィキペディア(Wikipedia)
初代 川口 秀子(しょだい かわぐち ひでこ、1922年(大正11年)5月30日 - 2009年(平成21年)1月5日)は、大阪府出身の日本舞踊家。川口流を創設した。
来歴
大阪に生まれる。父は侠客の水熊。母は芸妓。幼い頃から山村流、若柳流の踊りを習う。上京し、7歳頃から六代目尾上菊五郎、二世西川鯉三郎に舞踊を習う。1939年(昭和14年)、19歳で川口流を創流する。1957年(昭和32年)、演出家の武智鉄二と結婚。古典と現代を融合させる舞踊作品を上演する。また映画にも女優として出演。武智が監督をした谷崎潤一郎原作の映画『紅閨夢』では谷崎松子に当たる政子の役を演じた。老衰により死去。86歳。
二代目 川口秀子(生年不詳)のあと、初代の孫娘・川口 千枝が2012年に川口流三世家元を襲名した。
映画
- 『愛染草』(1934年) - 静千代 役
- 『紅閨夢』(1964年) - 政子 役
- 『白昼の通り魔』(1966年) - マツ子の母 役
- 『源氏物語』(1966年) - 六条御息所 役
著書
- 『舞ごころ』(1965年、白蝶会)
参考文献
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/05 21:17 UTC (変更履歴)
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