瀧花久子 : ウィキペディア(Wikipedia)
瀧花 久子(たきはな ひさこ、本名:田坂 冨美子(たさか ふみこ)、1906年(明治39年)3月4日 - 1985年(昭和60年)2月12日)は、日本の女優。京都府京都市出身。滝花久子と表記される場合もある。
来歴
河原町三条に生まれる。1924年(大正13年)に華頂高等女学校を卒業。翌1925年に日活へ入社した。ヒロイン女優として人気を得る。
1931年(昭和6年)、映画監督の田坂具隆と結婚。
1932年(昭和7年)、夫の田坂と共に一時日活を離れたが、後に復帰し演技派女優として数多くの映画に出演した。
1985年(昭和60年)2月12日死去。享年80(78歳没)。
出演作品
映画
- 東京行進曲(監督:溝口健二。1929年)
- -喜劇- 汗(監督:内田吐夢。1929年)
- 情熱の詩人啄木 ふるさと篇(監督:熊谷久虎。1936年) - 石川節子 役
- 真実一路(監督:田坂具隆。1937年) - 母睦子 役
- 路傍の石(監督:田坂具隆。1938年) - 母おれん 役
- 細雪(監督:島耕二。1950年)
- 風雪二十年(監督:佐分利信。1951年) - 山濃辺夫人 役
- 偽れる盛装(監督:吉村公三郎。1951年) - きく 役
- 源氏物語(監督:吉村公三郎。1951年) - 尼君 役
- めし(監督:成瀬巳喜男。1951年) - 竹中すみ 役
- 稲妻(監督:成瀬巳喜男。1952年)
- 続宮本武蔵 一乗寺の決闘(監督:稲垣浩。1955年) - 妙秀尼 役
- 瀧の白糸(監督:島耕二。1956年)
- 雲の墓標より 空ゆかば(監督:堀内真直。1957年) - 吉野キヌ 役
- 朱雀門(監督:森一生。1957年) - 天樟院 役
- 大阪物語(監督:吉村公三郎。1957年)
- どたんば(監督:内田吐夢。1957年) - 須永としえ 役
- 永すぎた春(監督:田中重雄。1957年) - 木田むつ 役
- 忠臣蔵(監督:渡辺邦男。1958年) - 弥兵衛の妻・きわ 役
- 沓掛時次郎(監督:池広一夫。1961年) - おとは 役
- 秦・始皇帝(監督:田中重雄。1962年) - 姜女の母 役
- 白い巨塔(監督:山本薩夫。1966年) - 黒川きぬ 役
- 祇園祭(監督:山内鉄也。1968年) - いち 役
- 忍ぶ川(監督:熊井啓。1972年) - 哲郎の母 役
テレビドラマ
- 君は心の妻だから(1969年、TBS)
- 虹(1970年 - 1971年、NHK)
- 赤ひげ 第35話「生きがい」(1973年、NHK)
- 華麗なる一族(1974年 - 1975年、毎日放送・東宝) - とめ役
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/14 21:12 UTC (変更履歴)
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