山田弘 : ウィキペディア(Wikipedia)
山田 弘(やまだ ひろし、1946年7月21日 - )は、日本の実業家(不動産会社経営)、馬主。
馬主活動
日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)に登録する馬主として知られる。勝負服の柄は緑,黒袖,黄鋸歯形、冠名は特に用いない。祖父の影響で競馬ファンとなり、1956年の日本ダービーなども観戦していた。30代後半に日本ダイナースクラブで一口馬主となったのを経て、個人馬主の資格を1988年11月競馬ブック 2017年1月9日号に取得。個人名義では2004年産馬の2頭より競走馬を所有しはじめた。後に岡田牧雄と知り合い、「俺と一緒に(馬を)持とうよ」と言われたことから、岡田スタッドで購買したマックスドリームを所有。本馬は現役時に石清水ステークス(1600万下)を勝利しオープンクラスにまで昇格したマックスドリームは12歳となる2019年まで走り、最終的には障害競走に出走していたものの、5月4日の障害4歳以上オープンで競走中止、予後不良となった。。
2015年になると、ダート路線で善戦していたサウンドトゥルーが本領を発揮するようになり、10月7日の日本テレビ盃を制覇、馬主資格取得から27年目にしての初のグレード制重賞制覇を果たした。さらに、年末の東京大賞典を制しGI級競走を初制覇、翌年にはチャンピオンズカップも制してJRA・GI初制覇を果たした。さらに2021年にはタイトルホルダーが弥生賞ディープインパクト記念を制し芝の重賞を初制覇、さらに菊花賞も制しクラシック初制覇を果たした。
なお、先に述べた岡田牧雄との繋がりから、近年の所有馬の多くは岡田スタッドの生産馬であり、タイトルホルダーの菊花賞制覇は岡田スタッドのクラシック初制覇となった。
主な所有馬
GI級競走優勝馬
斜字は地方重賞。
- サウンドトゥルー(2015年東京大賞典、日本テレビ盃、JBCクラシック2着、チャンピオンズカップ3着、2016年チャンピオンズカップ、川崎記念2着、2017年JBCクラシック、川崎記念2着、2019年金盃、2020年金盃、東京記念)
- タイトルホルダー(2021年弥生賞ディープインパクト記念、菊花賞、2022年・2023年日経賞連覇、2022年天皇賞(春)、宝塚記念)
その他の所有馬
- ホールドマイラブ地方競馬へ移籍、八木四朗に名義変更後に2009年と2010年の園田チャレンジカップを制した。
なお、以前は一口馬主としても馬を所有しており、代表的な出資馬・共同所有馬にはダンスインザムード、ドゥラメンテ、ローズキングダム、ミトラがいた。
注釈
出典
参考文献
- 『優駿』2022年10月号(日本中央競馬会)
- 「杉本清の競馬談義431 山田弘オーナー」
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/09 03:52 UTC (変更履歴)
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