さべあのま : ウィキペディア(Wikipedia)

さべあ のま(1956年 - )は、日本の女性漫画家、イラストレーター。

略歴

大阪府に生まれ、東京に育つ。高校時代から同人活動を始め、同人誌『楽書館』などに作品を発表。 1978年『Peke』(みのり書房)に掲載された「帰郷」で商業誌デビュー。1980年代の「ニューウェーブ」作家の一人と目された。

代表作に『モト子せんせいの場合』(1988年にTBS系『ドラマ23』にてテレビドラマ化された)、『ライトブルーペイジ』など。 『月刊おひさま』(小学館)連載の『スージーちゃんとマービー』は1999年にNHK教育にてアニメ化されている。

近年はおもにイラストレーターとして活動。

漫画家・イラストレーターの高野文子とはデビュー前から親交があり、デビュー初期には同じく『楽書館』で活動していた高野と互いの絵柄の類似が指摘されていた。 実際にお互いの原稿を手伝っていたこともあるという(おしぐちたかし『漫画魂』より)。さべあの『はにほへといろは』巻末には高野との対談形式のイラストエッセイが収録されている。

作品リスト

  • 「ライトブルーペイジ」
  • 「モト子せんせいの場合」
  • 「地球の午后三時」
  • 「さべあのま キラキラヒカルYume」
  • 「はにほへといろは」
  • 「さべあぶらんど」
  • 「ネバーランド物語」
  • 「ギジェット」
  • 「マービー」
  • 「懐しい贈りもの」
  • 「スージーちゃんとマービー」

単行本

  • 『ライトブルーペイジ』(奇想天外社、奇想天外コミックス) 1980年5月
  • 『モト子せんせいの場合』(主婦の友社、GLコミックス) 1982年1月
  • 『地球の午后三時』(朝日ソノラマ、サンコミックス、ストロベリー・シリーズ) 1982年11月 
  • 『さべあのま キラキラヒカルYume』(サンリオ) 1983年4月
  • 『はにほへといろは』(白泉社、ジェッツコミックス) 1984年1月 
  • 『さべあぶらんど』(朝日ソノラマ) 1985年9月 
  • 『ネバーランド物語』(綺譚社) 1987年1月 
  • 『ギジェット』(白泉社、ジェッツコミックス) 1988年11月 
  • 『マービー』(白泉社、ジェッツコミックス) 1988年12月 
  • 『懐しい贈りもの』(新潮社) 1990年12月 
  • 『スージーちゃんとマービー』全5巻(小学館)
    1. 1999年5日 
    2. 1999年8月 
    3. 1999年11月 
    4. 2000年4月 
    5. 2002年1月 
  • 「さべあのま全集」全6巻 (メディアファクトリー、MF文庫)
    1. 『モト子せんせいの場合』 2003年12月 
    2. 『地球の午后三時』 2004年1月 
    3. 『はにほへといろは』 2004年2月 
    4. 『ネバーランド物語』 2004年3月 
    5. 『マービーとギジェット』2004年4月 
    6. 『ライトブルーペイジ』 2004年5月 

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/10/04 03:56 UTC (変更履歴
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