藤間勘五郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

藤間勘五郎(ふじま かんごろう、1922年8月14日 ‐ 1996年11月6日 )は、日本の舞踊家であり、振付師。本名は安藤和夫(あんどう かずお)。大阪府大阪市出身。血液型O型。宗家藤間流の関西での古参格。国立劇場養成課講師や日本舞踊協会京都支部役員。戦後は映画での舞踊指導などにも取り組んだ。 妻は舞踊家の藤間勘紫寿で息子は藤間紫郎。

略歴

昭和12年4月:藤間流宗家、六世藤間勘十郎に入門

昭和17年10月:六世宗家より藤間紫郎拝命

昭和18年1月:出征。陸軍に配属

昭和20年10月:陸軍中尉で帰郷

昭和24年1月:京都に稽古場を構える

昭和26年4月:劇場映画の振付を手がける

昭和27年:大阪に稽古場を構える。関西歌舞伎の振り付け師となる。以後、先代中村鴈治郎、片岡仁左衛門、先代中村富十郎、中村雀右衛門、中村扇雀、実川延若などの振付を担当する。この頃より大映、東映、松竹等、約500本の劇場映画の振付を手がける。

昭和29年:三世「藤間勘五郎」襲名

昭和31年:第一回、藤間勘五郎舞踏会を京都南座にて主催、以後隔年開催

昭和32年:藤寿会藤間流舞踏会主催、以後隔年開催

東映歌舞伎座旗揚げ公演振付

昭和39年:大川橋蔵、新生歌舞伎座旗揚げ公演振付

東京に稽古場開設

昭和42年:美空ひばり定期公演振付

昭和44年9月:国立劇場、歌舞伎俳優研修の講師となる

昭和58年:東映俳優養成所の講師となる

昭和59年:大阪国立文楽劇場養成科の講師となる

平成3年:国立劇場養成科歌舞伎俳優新人研修講師となる

平成4年:ハリウッド映画作品振付

映画振付代表作

  • 雪之丞変化
  • 男の花道
  • 近松物語
  • 源氏物語・浮舟
  • 忍びの者
  • 新・平家物語
  • 反逆児
  • 浪花の恋の物語
  • 武士道残酷物語
  • あばれ大名
  • 長脇差団十郎
  • 血槍富士
  • 雪之丞変化
  • 恋や恋なすな恋
  • 残菊物語
  • 花と喧嘩
  • 女の花道
  • 陽暉楼
  • 夜汽車
  • 夢千代日記
  • 寒椿

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/04/01 15:11 UTC (変更履歴
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