レオン・フラピエ : ウィキペディア(Wikipedia)
レオン・ウジェーヌ・フラピエ(フランス語:Léon Eugène Frapié、1863年1月27日 - 1949年9月29日)は、フランスパリ出身の小説家。
初代ゴンクール賞受賞者に次いで、保育園に務める主人公ローズと、貧民層の子供達の様子を写実的に書いた『』により1904年の第2回ゴンクール賞を受賞したことで知られる。
フラピエの『』は1933年にフランスの映画監督、によって映画化された。この映画では主人公のローズは当時コメディ・フランセーズで人気を博していたマドレーヌ・ルノーが演じ、1935年にナショナル・ボード・オブ・レビュー賞トップ外国映画部門を受賞した。
また『』は1949年にも同国の映画監督によって映画化されている。
その他の代表作に『女生徒(L’Écolière)』があり、これは太宰治の短編小説『女生徒』の由来となった。
パリの20区にあるに名を残している。
作品
- 『田舎の女教師(L'Institutrice de province)』(1897年) - フラピエの処女作
- 『Marcelin Gayard』(1902年)
- 『女の手(La Maternelle)』(1904年) - 第2回ゴンクール賞受賞作、深尾須磨子訳、平凡社から出版されている
- 『Les Obsédés』(1904年)
- 『女生徒(L’Écolière)』(1905年) - 桜田佐訳、岩波文庫から出版されている
- 『La Boîte aux Gosses』(1907年)
- 『La Figurante』(1908年)
- 『Les Contes de la maternelle』(1910年)
- 『Les Contes de la guerre』(1915年)
- 『Les Bonnes Gens』(1918年)
- 『Nouveaux Contes de la maternelle』(1919年)
- 『Les Amies de Juliette』(1922年)
- 『Les Filles à marier』(1923年)
- 『La Divinisé』(1927年)
- 『L'Enfant perdu』(1929年)
- 『Gamins de Paris』
- 『Les contes de Paris』
参考文献
- 『20世紀西洋人名事典』 - コトバンク
- レオン・フラピエ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/10/18 13:23 UTC (変更履歴)
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